学習トップ理由で解く 理学療法士第4章 ▸ 一般 / QP59A100

理由で解く 理学療法士

QP59A100 臨床医学大要

出典:第59回理学療法士国家試験(2024)午前 問100
問題
入眠困難を訴えるうつ病患者に対する睡眠衛生指導で最も適切なのはどれか。
選択肢
1 「夕方1時間以上の昼寝をしましょう」
2 「できるだけ一定時刻に起床しましょう」
3 「就床直前にアルコール飲料を飲みましょう」
4 「眠くなくても一定の時刻に就床しましょう」
5 「入眠できなくても寝床から出ないようにしましょう」
解答
正解2(「できるだけ一定時刻に起床しましょう」)
解説

睡眠衛生の基本は一定時刻の起床で体内リズムを整えること。長い昼寝・寝酒・眠くない時の就床・臥床の長期化は避ける。

睡眠衛生指導では、まず起床時刻を一定に保つことが体内時計を整え夜間の入眠を安定させる基本である。長い昼寝は夜間の睡眠圧を下げ入眠困難を悪化させる。就床前のアルコールは入眠を助けるようにみえても睡眠を浅くし中途覚醒を増やすため不適切。眠気がないのに就床時刻を早めると床上で覚醒したまま過ごし、寝床と覚醒が結びついて不眠を強化する。眠れないのに寝床にとどまり続けるのも同様に逆効果で、眠れないときは一度床から離れることが勧められる。以上から最も適切なのは『できるだけ一定時刻に起床しましょう』である。

✗ 1. 誤り
「夕方1時間以上の昼寝をしましょう」
長い昼寝は夜間の入眠を妨げる
✓ 2. 正しい
「できるだけ一定時刻に起床しましょう」
体内リズムを整える睡眠衛生の基本
✗ 3. 誤り
「就床直前にアルコール飲料を飲みましょう」
寝酒は睡眠を浅くし中途覚醒を増やす
✗ 4. 誤り
「眠くなくても一定の時刻に就床しましょう」
眠気がないのに就床すると不眠を強化する。眠くなってから床に就く
✗ 5. 誤り
「入眠できなくても寝床から出ないようにしましょう」
眠れないときは一度床を離れるほうがよい
ポイント
  • 睡眠衛生の要=一定時刻の起床で体内時計を整える
  • 長い昼寝・寝酒・眠くない時の就床は避ける
  • 眠れないときは一度寝床から離れる(刺激制御)
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