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理由で解く 理学療法士
大動脈解離では偽腔進展による分枝血流障害や大動脈基部への波及が問題となり、弁病変としては大動脈弁閉鎖不全は生じるが三尖弁閉鎖不全は生じない。
大動脈解離は内膜亀裂から中膜が裂けて偽腔が形成される疾患で、偽腔の進展が分枝動脈を巻き込むことで多彩な虚血性合併症を起こす。腎動脈が障害されれば腎不全、頸部分枝(腕頭・総頸動脈)が障害されれば脳梗塞、肋間動脈(Adamkiewicz動脈)が障害されれば脊髄障害を生じる。Stanford A型では解離が大動脈基部へ及び大動脈弁閉鎖不全や心タンポナーデをきたす。三尖弁は右心系の弁で大動脈とは連続せず、大動脈解離により閉鎖不全を生じることはないため、これが誤り。
| 障害部位 | 合併症 |
|---|---|
| 頸部分枝(腕頭・総頸) | 脳梗塞 |
| 腎動脈 | 腎不全 |
| 肋間動脈 | 脊髄障害 |
| 大動脈基部・冠動脈 | 大動脈弁閉鎖不全・心タンポナーデ・心筋梗塞 |
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