学習トップ理由で解く 理学療法士第11章 ▸ 一般 / QP58A021

理由で解く 理学療法士

QP58A021 理学療法評価学

出典:第58回理学療法士国家試験(2023)午前 問21
問題
ICFの評価点で正しいのはどれか。
選択肢
1 心身機能の第一評価点は障害の性質を示す。
2 身体構造の第二評価点は障害の部位を示す。
3 活動と参加の第一評価点は実行状況での困難度を示す。
4 活動と参加の第二評価点は支援ありでの能力の困難度を示す。
5 環境因子の第一評価点の+記号は阻害因子を示す。
解答
正解3(活動と参加の第一評価点は実行状況での困難度を示す。)
解説

活動と参加の第一評価点は「実行状況(performance)」=現在の環境で実際に行っている状況の困難度を示す。第二評価点は「能力(capacity)」=標準環境・支援なしでの困難度を示す。

ICFでは各構成要素に共通の評価点(0〜4、困難なし〜完全な困難)を付けるが、要素ごとに意味が異なる。心身機能・身体構造の第一評価点は障害の程度(大きさ)を示し、身体構造ではさらに第二評価点が障害の性質、第三評価点が部位を示す。活動と参加は2つの評価点を持ち、第一が実行状況(performance=支援を含む現在の環境で実際にしていること)、第二が能力(capacity=支援なし・標準環境でできること)の困難度を表す。環境因子は促進因子と阻害因子を区別し、ピリオド(.)で表す小数点付きの数値が阻害因子、プラス(+)記号が促進因子を示す。

✗ 1. 誤り
心身機能の第一評価点は障害の性質を示す。
障害の程度(大きさ)を示すのであり、性質ではない
✗ 2. 誤り
身体構造の第二評価点は障害の部位を示す。
障害の性質(変化の種類)を示す。部位を示すのは第三評価点
✓ 3. 正しい
活動と参加の第一評価点は実行状況での困難度を示す。
実行状況(performance)での困難度を示す
✗ 4. 誤り
活動と参加の第二評価点は支援ありでの能力の困難度を示す。
能力(capacity)=支援なし・標準環境での困難度を示す。「支援あり」は実行状況の方
✗ 5. 誤り
環境因子の第一評価点の+記号は阻害因子を示す。
促進因子を示す。阻害因子はピリオド付き数値で表す
ポイント
  • 活動と参加=実行状況(第一)と能力(第二)の2評価点
  • 実行状況=環境・支援込みの実際、能力=支援なし標準環境
  • 環境因子は+が促進因子、.が阻害因子
比較表
活動と参加の2つの評価点
評価点意味支援・環境
第一評価点実行状況(performance)支援を含む現在の環境で実際にしている
第二評価点能力(capacity)支援なし・標準環境でできる
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