学習トップ理由で解く 理学療法士第4章 ▸ 一般 / QP57P098

理由で解く 理学療法士

QP57P098 臨床医学大要

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午後 問98
問題
統合失調症について正しいのはどれか。
選択肢
1 男性に多い。
2 急性発症することが多い。
3 若年の発症は予後が良い。
4 中年期以後に発症することが多い。
5 高EEの家族のもとで再発率が高くなる。
解答
正解5(高EEの家族のもとで再発率が高くなる。)
解説

高EE(感情表出が強い)家族のもとでは統合失調症の再発率が高まる。

EE(Expressed Emotion:感情表出)とは、家族が患者に向ける批判・敵意・過度の情緒的巻き込みの程度を指す。批判や過干渉が強い高EE家族のもとでは統合失調症の再発率が有意に高いことが知られ、家族心理教育により高EEを下げることが再発予防に有効である。他の選択肢について、有病率に明瞭な男女差はほぼなく(発症年齢は男性がやや早い)、発症は思春期〜青年期が主体で中年期以後の初発は少ない。潜行性(緩徐)に発症することが多く、若年発症はむしろ予後不良の傾向がある。

✗ 1. 誤り
男性に多い。
生涯有病率に明瞭な男女差はない(発症は男性がやや早い)
✗ 2. 誤り
急性発症することが多い。
潜行性・緩徐に発症することが多い
✗ 3. 誤り
若年の発症は予後が良い。
若年(早期)発症はむしろ予後不良傾向
✗ 4. 誤り
中年期以後に発症することが多い。
思春期〜青年期の発症が主体
✓ 5. 正しい
高EEの家族のもとで再発率が高くなる。
批判・過干渉が強いと再発率が上がる
ポイント
  • 高EE家族→再発率上昇
  • 家族心理教育で再発予防
  • 発症は思春期〜青年期、潜行性が多い
比較表
統合失調症の再発とEE
家族のEE特徴再発リスク
高EE批判・敵意・過度の巻き込み高い
低EE受容的・適度な距離低い
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