学習トップ理由で解く 理学療法士第4章 ▸ 一般 / QP57P076

理由で解く 理学療法士

QP57P076 臨床医学大要

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午後 問76
問題
骨転移を最も生じやすいのはどれか。
選択肢
1 胃癌
2 肝臓癌
3 前立腺癌
4 大腸癌
5 膀胱癌
解答
正解3(前立腺癌)
解説

骨転移をきたしやすい代表癌は前立腺・乳・肺・腎・甲状腺癌。前立腺癌は造骨性(骨形成性)骨転移が特徴。

骨転移を高頻度にきたすのは前立腺癌、乳癌、肺癌、腎癌、甲状腺癌である。選択肢中では前立腺癌が該当する。前立腺癌は骨(特に脊椎・骨盤)へ造骨性(骨硬化性)転移を生じやすく、腫瘍マーカーPSAの上昇や骨シンチでの集積で発見される。消化器系癌(胃・肝・大腸)や膀胱癌は前立腺癌ほど骨転移の頻度は高くない。

✗ 1. 誤り
胃癌
腹膜播種・肝転移が多く、骨転移の頻度は相対的に低い
✗ 2. 誤り
肝臓癌
肺転移や門脈内進展が主で、骨転移は比較的少ない
✓ 3. 正しい
前立腺癌
脊椎・骨盤への造骨性骨転移を高頻度に生じる代表的な癌
✗ 4. 誤り
大腸癌
肝・肺転移が主体で、骨転移の頻度は低い
✗ 5. 誤り
膀胱癌
リンパ節・肺転移が主で、骨転移は前立腺癌ほど多くない
ポイント
  • 骨転移しやすい癌=前立腺・乳・肺・腎・甲状腺
  • 前立腺癌は造骨性転移が特徴
  • リハでは病的骨折・脊髄圧迫のリスク管理が重要
比較表
骨転移の型と代表癌
転移の型代表的な癌
造骨性(骨硬化性)前立腺癌
溶骨性乳癌・肺癌・腎癌・甲状腺癌・多発性骨髄腫
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