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理由で解く 理学療法士

QP57P075 病理学概論

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午後 問75
問題
組織の再生能力が最も高いのはどれか。
選択肢
1 角膜
2 骨髄
3 心筋
4 神経
5 横紋筋
解答
正解2(骨髄)
解説

骨髄の造血細胞は常に分裂・供給される不安定細胞(labile cell)で再生能力が最も高い。心筋・神経は永久細胞で再生しない。

細胞は再生能力により、常に分裂を続ける不安定細胞(labile cell:造血細胞、表皮・粘膜上皮など)、通常は静止しているが刺激で分裂する安定細胞(stable cell:肝・腎・線維芽細胞など)、分裂能を失った永久細胞(permanent cell:心筋・神経・骨格筋)に分類される。骨髄の造血幹細胞は不安定細胞で絶えず血球を産生・更新しており、再生能力が最も高い。

✗ 1. 誤り
角膜
角膜上皮は再生するが実質・内皮の再生は乏しく、骨髄ほどの旺盛な再生能力はない
✓ 2. 正しい
骨髄
造血細胞は不安定細胞で絶えず分裂・産生され、再生能力が最も高い
✗ 3. 誤り
心筋
永久細胞で、傷害後は再生せず線維性瘢痕に置換される
✗ 4. 誤り
神経
中枢神経細胞は永久細胞で再生しない(末梢神経の軸索再生は限定的)
✗ 5. 誤り
横紋筋
横紋筋(骨格筋):ほぼ永久細胞に近く、再生能力は乏しい
ポイント
  • 再生能力:不安定細胞>安定細胞>永久細胞
  • 骨髄・造血細胞=不安定細胞で最高
  • 心筋・神経・骨格筋=永久細胞で再生困難
比較表
再生能力による細胞分類
分類再生能力
不安定細胞造血細胞・表皮・粘膜上皮高い
安定細胞肝細胞・腎尿細管・線維芽細胞中等度(刺激で分裂)
永久細胞心筋・神経・骨格筋乏しい
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