学習トップ理由で解く 理学療法士第8章 ▸ 一般 / QP57A085

理由で解く 理学療法士

QP57A085 人間発達学

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午前 問85
問題
言語発達で正しいのはどれか。
選択肢
1 喃語は6か月ころからみられる。
2 有意味語の発語は8か月ころからみられる。
3 言語的意味理解は10か月ころからみられる。
4 2語文の発話は1歳ころにみられる。
5 言語獲得の臨界期は3歳ころである。
解答
正解1(喃語は6か月ころからみられる。)、3(言語的意味理解は10か月ころからみられる。)
解説

正答は1と3の2つ。喃語は6か月ころ、ことばの意味理解は10か月ころから始まる。

乳児の発声は2〜3か月のクーイングに始まり、子音を伴う反復喃語(規準喃語)が6か月ころに活発になるので、選択肢1は正しい。またことばの理解は表出に先行し、10か月ころには「ちょうだい」「バイバイ」など日常の言葉に状況の助けを借りて反応できるようになるため選択肢3も正しく、本問は1と3の両方が正答として扱われている。一方、有意味語(初語)が出るのは1歳前後で、8か月はまだ喃語の段階である。2語文(「ママ きた」など)は2歳ころで、1歳ころは一語文の段階にとどまる。言語獲得の臨界期は諸説あるが一般に思春期ころまでとされ、3歳では早すぎる。「喃語6か月→初語1歳→2語文2歳→多語文3歳」という順序と、理解が表出に先行することを押さえておきたい。

✓ 1. 正しい
喃語は6か月ころからみられる。
「ばばば」などの反復喃語が出そろう時期で、正しい記述(正答の1つ)
✗ 2. 誤り
有意味語の発語は8か月ころからみられる。
初語(有意味語)は1歳前後。8か月はまだ喃語の段階で誤りの記述
✓ 3. 正しい
言語的意味理解は10か月ころからみられる。
ことばの理解は表出に先行し、10か月ころから始まる(正答の1つ)
✗ 4. 誤り
2語文の発話は1歳ころにみられる。
2語文は2歳ころ。1歳は一語文の段階で誤りの記述
✗ 5. 誤り
言語獲得の臨界期は3歳ころである。
臨界期は一般に思春期ころまでとされ、3歳は早すぎる誤りの記述
ポイント
  • 喃語=6か月
  • 意味理解=10か月
  • 初語=1歳
  • 2語文=2歳
  • 正答は1と3の2つ(理解は表出に先行)
比較表
言語発達のマイルストーン
時期言語発達
2〜3か月クーイング
6か月ころ喃語(規準喃語)
10か月ころ言葉の意味理解・身振り
1歳ころ初語(有意味語)
2歳ころ二語文
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