学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 一般 / QP57A046

理由で解く 理学療法士

QP57A046 理学療法治療学

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午前 問46
問題
運動療法を中止する状態として誤っているのはどれか。
選択肢
1 胸痛の出現
2 チアノーゼ
3 単発性心室期外収縮
4 喘鳴による呼吸困難感
5 胸部不快感を伴う心室頻拍
解答
正解3(単発性心室期外収縮)
解説

運動中止が必要なのは虚血・低酸素・危険な不整脈のサイン。単発(散発)性の心室期外収縮は直ちに中止する所見ではない。

運動療法(運動負荷)の中止基準は、心筋虚血・低酸素・循環破綻を示唆する所見や、致死的不整脈につながる危険な所見を捉えるためのものである。胸痛は狭心症・心筋虚血、チアノーゼは低酸素血症、喘鳴を伴う呼吸困難は気道狭窄・心不全増悪、胸部不快感を伴う心室頻拍(連発する危険な不整脈)はいずれも直ちに運動を中止すべき徴候である。一方、単発(散発)性の心室期外収縮は健常者でもみられる比較的良性の所見で、頻発化・多形性・連発(Ron T含む)がなければ直ちに運動を中止する理由にはならない。よって『誤っている(=中止する必要がない)』のは単発性心室期外収縮である。

✗ 1. 正しい
胸痛の出現
心筋虚血・狭心症を示唆し中止すべき(中止する=正しい所見)
✗ 2. 正しい
チアノーゼ
低酸素血症を示し中止すべき(中止する=正しい所見)
✓ 3. 誤り
単発性心室期外収縮
散発性で良性のことが多く直ちに中止する所見ではない(誤=これが正解)
✗ 4. 正しい
喘鳴による呼吸困難感
気道狭窄・心不全増悪を示唆し中止すべき(中止する=正しい所見)
✗ 5. 正しい
胸部不快感を伴う心室頻拍
致死的不整脈で直ちに中止すべき(中止する=正しい所見)
ポイント
  • 中止基準=虚血・低酸素・危険な不整脈のサイン
  • 単発(散発)性PVCは中止基準に該当しない
  • 心室頻拍・多形性/頻発PVCは中止対象
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