学習トップ理由で解く 理学療法士第10章 ▸ 一般 / QP57A024

理由で解く 理学療法士

QP57A024 基礎理学療法学

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午前 問24
問題
加齢により増加するのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 血管抵抗
2 除脂肪体重
3 唾液分泌量
4 予備呼気量
5 炎症性サイトカイン
解答
正解1(血管抵抗)、5(炎症性サイトカイン)
解説

加齢では動脈硬化により末梢血管抵抗が増加し、慢性微少炎症(inflammaging)により炎症性サイトカインが増加する。

加齢に伴い動脈壁が硬化・肥厚して弾性が低下するため末梢血管抵抗が増加し、収縮期高血圧を招きやすい。また加齢では慢性的な軽度炎症状態(inflammaging)が生じ、IL-6やTNF-αなどの炎症性サイトカインが上昇する。一方、筋量減少(サルコペニア)で除脂肪体重は減少し、唾液分泌量も低下、肺の弾性低下により予備呼気量は減少(残気量は増加)する。

✓ 1. 正しい
血管抵抗
動脈硬化により末梢血管抵抗は増加する
✗ 2. 誤り
除脂肪体重
サルコペニアにより筋量・除脂肪体重は減少する
✗ 3. 誤り
唾液分泌量
唾液腺機能低下で減少する
✗ 4. 誤り
予備呼気量
肺・胸郭の弾性低下により減少する(残気量は増加)
✓ 5. 正しい
炎症性サイトカイン
慢性微少炎症(inflammaging)により増加する
ポイント
  • 動脈硬化→血管抵抗増加、収縮期高血圧
  • inflammaging→炎症性サイトカイン増加
  • 除脂肪体重・唾液・予備呼気量は減少、残気量は増加
比較表
加齢による変化の方向
項目変化
血管抵抗増加
炎症性サイトカイン増加
残気量増加
除脂肪体重・唾液・予備呼気量減少
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