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理由で解く 理学療法士

QP56P050 基礎理学療法学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午後 問50
問題
標準予防策〈standard precautions〉において、正しいのはどれか。
選択肢
1 手洗いは温水で行う。
2 汗に触れるときは手袋を着用する。
3 感染のある患者のみを対象とする。
4 目の粘膜汚染を防ぐためのゴーグルは眼鏡で代用できる。
5 創傷皮膚に触れてしまったときは、他の部位に触れる前に手洗いをする。
解答
正解5(創傷皮膚に触れてしまったときは、他の部位に触れる前に手洗いをする。)
解説

標準予防策は全患者に適用し、汗を除く血液・体液・分泌物・排泄物・粘膜・損傷皮膚を感染源とみなす。汚染後は次の接触前に手指衛生を行う。

標準予防策は感染症の有無にかかわらず全ての患者に適用し、汗を除く血液・体液・分泌物・排泄物・粘膜・損傷(創傷)皮膚を感染の可能性がある物質として扱う。創傷皮膚に触れた後は、他の部位や環境に触れる前に手指衛生を行い交差感染を防ぐことが正しい。手洗いの水温は温水である必要はなく、汗は感染源とみなさないため素手接触で手袋は不要。標準予防策は全患者が対象であり、目を保護するゴーグル(アイシールド)は側方を覆わない通常の眼鏡では代用できない。

✗ 1. 誤り
手洗いは温水で行う。
誤。水温は問わず、温水である必要はない
✗ 2. 誤り
汗に触れるときは手袋を着用する。
誤。汗は感染源とみなさず手袋は不要
✗ 3. 誤り
感染のある患者のみを対象とする。
誤。感染の有無に関わらず全患者が対象
✗ 4. 誤り
目の粘膜汚染を防ぐためのゴーグルは眼鏡で代用できる。
誤。側方を覆わない通常の眼鏡では代用不可
✓ 5. 正しい
創傷皮膚に触れてしまったときは、他の部位に触れる前に手洗いをする。
交差感染防止のため正しい
ポイント
  • 標準予防策=全患者に適用
  • 汗を除く血液・体液・分泌物・排泄物・粘膜・損傷皮膚を感染源とみなす
  • 汚染後は次の接触前に手指衛生
  • 通常の眼鏡はゴーグルの代用にならない
比較表
標準予防策で感染源とみなすもの
対象感染源とみなすか
血液・体液・分泌物・排泄物みなす
粘膜・損傷(創傷)皮膚みなす
みなさない
適用範囲全患者
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