学習トップ理由で解く 理学療法士第10章 ▸ 一般 / QP56A037

理由で解く 理学療法士

QP56A037 基礎理学療法学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午前 問37
問題
高血糖症状はどれか。
選択肢
1 多飲
2 動悸
3 頻脈
4 空腹感
5 手指振戦
解答
正解1(多飲)
解説

高血糖では浸透圧利尿による多尿・脱水から口渇・多飲を生じる。動悸・頻脈・空腹感・手指振戦は交感神経刺激による低血糖症状。

高血糖では血糖が腎の再吸収閾値を超えて尿糖が出ると浸透圧利尿が起こり、多尿となる。これに伴う脱水から口渇が生じ、多飲となる。すなわち多飲・多尿・口渇が高血糖の典型症状である。一方、動悸・頻脈・発汗・空腹感・手指振戦・不安感は、低血糖時に交感神経(アドレナリン)が刺激されて生じる警告症状であり、高血糖とは区別する。リハビリテーション中の運動療法では低血糖のこれらの前駆症状を早期に察知することがリスク管理上重要である。

✓ 1. 正しい
多飲
高血糖の浸透圧利尿→脱水→口渇による典型症状
✗ 2. 誤り
動悸
低血糖時の交感神経刺激症状
✗ 3. 誤り
頻脈
低血糖時の交感神経刺激症状
✗ 4. 誤り
空腹感
低血糖時の症状
✗ 5. 誤り
手指振戦
低血糖時の交感神経刺激症状
ポイント
  • 高血糖=多飲・多尿・口渇(浸透圧利尿)
  • 低血糖=動悸・頻脈・発汗・空腹感・振戦(交感神経刺激)
  • 運動療法時は低血糖の警告症状に注意
比較表
高血糖と低血糖の症状
区分主な症状
高血糖多飲・多尿・口渇・倦怠感
低血糖動悸・頻脈・発汗・空腹感・手指振戦・意識障害
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