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理由で解く 理学療法士

QP55P039 理学療法評価学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午後 問39
問題
ランプ負荷法を用いて軽い負荷強度から最大運動強度まで運動強度を漸増した場合、運動強度に比例して直線的に増加するのはどれか。
選択肢
1 呼吸数
2 酸素摂取量
3 分時換気量
4 1回心拍出量
5 二酸化炭素排泄量
解答
正解2(酸素摂取量)
解説

ランプ負荷では酸素摂取量が運動強度(仕事率)に比例して直線的に増加する(VO2max到達までの範囲)。

ランプ(漸増)負荷試験では、酸素摂取量(VO2)は仕事率の増加に対して最大酸素摂取量に達するまでほぼ直線的に増加する(VO2と仕事率の直線関係)。したがって選択肢2が正しい。分時換気量と二酸化炭素排泄量は嫌気性代謝閾値(AT)を超えると乳酸緩衝により急峻に増加して直線から逸脱する。1回心拍出量は最大の40〜60%程度で頭打ちとなり、それ以上は心拍数増加で心拍出量が増える。呼吸数は換気量ほど規則的に増加せず直線関係を示さない。

✗ 1. 誤り
呼吸数
換気亢進は主に1回換気量の増加で担われ、呼吸数は直線的には増えない
✓ 2. 正しい
酸素摂取量
仕事率に比例してVO2maxまで直線的に増加する
✗ 3. 誤り
分時換気量
嫌気性代謝閾値以上で急峻に増加し直線から逸脱する
✗ 4. 誤り
1回心拍出量
最大の40〜60%程度でプラトーとなり以降は増えない
✗ 5. 誤り
二酸化炭素排泄量
ATを超えると乳酸緩衝でCO2排出が増え直線から逸脱する
ポイント
  • VO2は仕事率に比例して直線的に増加(VO2max到達まで)
  • 換気量・VCO2はAT以上で急増(直線から逸脱)
  • 1回拍出量は中等度強度でプラトー
比較表
漸増負荷に対する各指標の反応
指標反応様式
酸素摂取量仕事率に比例し直線的に増加
分時換気量AT以上で急峻に増加(変曲)
二酸化炭素排泄量AT以上で急峻に増加
1回心拍出量中等度強度でプラトー
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