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理由で解く 理学療法士

QP55P032 理学療法評価学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午後 問32
問題
Spurlingテストが陽性のとき、疑うべき疾患はどれか。
選択肢
1 環軸関節回旋位固定
2 頸椎症性神経根症
3 腰椎椎間板ヘルニア
4 腰椎分離症
5 腰部脊柱管狭窄症
解答
正解2(頸椎症性神経根症)
解説

Spurlingテストは頸椎を伸展・患側へ側屈させ軸圧を加える検査で、椎間孔が狭小化し神経根症状を誘発する。

Spurlingテストは頭部を後屈(伸展)し患側へ側屈させたうえで下方に圧迫(軸圧)を加える手技で、椎間孔を狭小化させて頸神経根を刺激する。陽性では上肢へ放散する痛み・しびれが誘発され、頸椎症性神経根症や頸椎椎間板ヘルニアなど頸部神経根の圧迫病態を示唆する。したがって選択肢2が正しい。腰椎疾患は頸椎への軸圧では誘発されず、本テストの対象ではない。

✗ 1. 誤り
環軸関節回旋位固定
小児の斜頸を来す病態で、Spurlingテストの対象ではない
✓ 2. 正しい
頸椎症性神経根症
椎間孔狭小化で神経根が刺激され上肢症状が誘発される
✗ 3. 誤り
腰椎椎間板ヘルニア
下肢症状の疾患でSLRテストなどで評価する
✗ 4. 誤り
腰椎分離症
腰椎の疲労骨折で腰椎伸展時痛が特徴、頸椎検査とは無関係
✗ 5. 誤り
腰部脊柱管狭窄症
間欠性跛行が特徴で頸椎の軸圧検査では評価しない
ポイント
  • Spurlingテスト=頸椎伸展+患側側屈+軸圧
  • 椎間孔狭小化で神経根を刺激
  • 陽性=頸椎症性神経根症・頸椎椎間板ヘルニア
比較表
神経根症状の誘発テスト
テスト評価対象
Spurlingテスト頸神経根(頸椎症性神経根症)
Jacksonテスト頸神経根(頸椎伸展+軸圧)
SLRテスト腰仙部神経根(坐骨神経)
FNSテスト上位腰神経根(大腿神経)
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