学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第3章 ▸ 一般 / QP55A070
理由で解く 理学療法士
内在筋プラス肢位=MP関節屈曲+PIP・DIP関節伸展。虫様筋・骨間筋の作用(MP屈曲・IP伸展)を反映した肢位。
手の虫様筋・骨間筋(内在筋)は、MP関節を屈曲させると同時に伸筋腱膜を介してPIP・DIP関節を伸展させる作用をもつ。この内在筋が最大に働いた肢位が「内在筋プラス肢位(intrinsic plus position)」で、MP関節屈曲 ― PIP関節伸展 ― DIP関節伸展となる。これは手の安全肢位(safe position/機能肢位に近い良肢位)としても重要で、側副靱帯が伸張された状態で拘縮を防ぐため、手の外傷後の固定肢位として用いられる。逆に内在筋が麻痺・短縮異常を起こすと、MP伸展・IP屈曲の「鉤爪変形(内在筋マイナス肢位/claw hand)」となる。したがって正答はMP屈曲・PIP伸展・DIP伸展の組合せである。
| 肢位 | MP関節 | PIP・DIP関節 | 臨床的意味 |
|---|---|---|---|
| 内在筋プラス | 屈曲 | 伸展 | 安全肢位・虫様筋骨間筋の作用 |
| 内在筋マイナス(鉤爪) | 伸展 | 屈曲 | 尺骨神経麻痺などの変形 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。