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理由で解く 理学療法士

QP55A024 理学療法評価学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午前 問24
問題
肺音で正しいのはどれか。
選択肢
1 気管呼吸音は吸気より呼気の方が大きい。
2 気管支呼吸音は吸気のみに聴取される。
3 笛音〈wheezes〉は吸気初期に聴取されやすい。
4 捻髪音〈fine crackles〉は呼気に聴取されやすい。
5 肺胞呼吸音は呼気終末に強くなる。
解答
正解1(気管呼吸音は吸気より呼気の方が大きい。)
解説

気管呼吸音は呼気相が長く大きい。副雑音は、wheezesが呼気優位、fine cracklesが吸気終末に聴取される点が要点。

正常な呼吸音は聴取部位で吸気/呼気の強さと長さが異なる。気管呼吸音は最も大きく高調で、呼気相が吸気相より長く大きい。気管支呼吸音は吸気=呼気だが呼気がやや強い。肺胞呼吸音は吸気で大きく呼気は弱く短い。副雑音では、笛音(wheezes:連続性・高音)は気道狭窄で主に呼気時に、捻髪音(fine crackles:断続性・細かい)は虚脱した末梢気道が開く際に吸気終末で聴取される。これらの生理学的特徴から選択肢1が正しい。

✓ 1. 正しい
気管呼吸音は吸気より呼気の方が大きい。
気管呼吸音は呼気相が長く大きく、正しい
✗ 2. 誤り
気管支呼吸音は吸気のみに聴取される。
呼気にも(むしろ呼気優位に)聴取される
✗ 3. 誤り
笛音〈wheezes〉は吸気初期に聴取されやすい。
主に呼気時に聴取される連続性ラ音
✗ 4. 誤り
捻髪音〈fine crackles〉は呼気に聴取されやすい。
吸気終末に聴取されやすい断続性ラ音
✗ 5. 誤り
肺胞呼吸音は呼気終末に強くなる。
吸気で大きく呼気は弱く短い
ポイント
  • 気管呼吸音は呼気優位で大きい
  • wheezes=呼気優位
  • fine crackles=吸気終末
  • 肺胞呼吸音は吸気優位
比較表
正常呼吸音と副雑音の聴取相
特徴/聴取相
気管呼吸音呼気相が長く大きい
気管支呼吸音吸気=呼気(呼気優位)
肺胞呼吸音吸気で大きく呼気は弱く短い
笛音(wheezes)連続性・高音・呼気優位
捻髪音(fine crackles)断続性・細かい・吸気終末
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