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理由で解く 理学療法士

QP54A065 生理学

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午前 問65
問題
心筋の再分極に最も影響するのはどれか。
選択肢
1 Ca²⁺電流
2 K⁺電流
3 Na⁺電流
4 細胞外電流
5 ペースメーカー電流
解答
正解2(K⁺電流)
解説

心筋の再分極はK⁺の細胞外への流出(外向きK⁺電流)が主に担う。

心筋作業細胞の活動電位は、Na⁺流入による急速な脱分極(0相)、Ca²⁺流入と拮抗するK⁺流出によるプラトー(2相)、そしてK⁺流出が優位となる再分極(3相)から成る。再分極は細胞内から細胞外へのK⁺の流出によって膜電位が静止電位へ戻る過程であるため、最も影響するのはK⁺電流で2が正しい。Ca²⁺電流はプラトー相の維持、Na⁺電流は脱分極、ペースメーカー電流(If)は洞結節の自動能に関わる。

✗ 1. 誤り
Ca²⁺電流
緩徐なCa²⁺流入はプラトー相(2相)を形成・維持する。再分極の主体ではない
✓ 2. 正しい
K⁺電流
外向きK⁺電流(K⁺流出)が膜を再分極させ静止電位へ戻す。再分極の主役
✗ 3. 誤り
Na⁺電流
急速なNa⁺流入は0相(急速脱分極)を担う。再分極ではない
✗ 4. 誤り
細胞外電流
活動電位の相を規定する特定のイオン電流を指す用語ではなく、再分極の主因ではない
✗ 5. 誤り
ペースメーカー電流
洞結節などの拡張期緩徐脱分極(自動能)を生む電流(If)。作業心筋の再分極ではない
ポイント
  • 再分極=K⁺の流出(外向きK⁺電流)
  • 脱分極はNa⁺流入、プラトーはCa²⁺流入
  • ペースメーカー電流Ifは洞結節の自動能
比較表
心筋活動電位の相とイオン電流
現象主なイオン電流
0相急速脱分極Na⁺流入
2相プラトーCa²⁺流入とK⁺流出の均衡
3相再分極K⁺流出
拡張期自動能(洞結節)ペースメーカー電流If
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