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理由で解く 理学療法士

日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準に照らし、基本軸/移動軸と測定肢位の両方を確かめる問題である。基準どおりなのは1の肩外転と4の股内転で、残る3つは測定肢位が基準から外れている。
1の肩外転は、基本軸=肩峰を通る床への垂直線、移動軸=上腕骨で、前額面上で上肢を外転させており基準に一致する。4の股内転は、基本軸=両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線、移動軸=大腿中央線(上前腸骨棘と膝蓋骨中心を結ぶ線)で、反対側の下肢を挙げてその下を通して内転させる方法が正しく描かれている。よって正答は1と4である。2の肘伸展は基本軸=上腕骨、移動軸=橈骨で、前腕回外位で測るのが基準だが、図の前腕は回外しておらず測定肢位が異なる。3の股伸展は腹臥位・膝伸展位で測るのが基準であり、図のように背臥位で膝を曲げて大腿を挙げる肢位は屈曲を測るときの姿勢である。5の足背屈は腓腹筋の緊張が背屈を制限しないよう膝屈曲位で測るが、図は膝伸展位で描かれている。関節可動域測定は、基本軸と移動軸の取り方だけでなく、どの肢位で測るかまで一致して初めて正しい測定になる。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 開始肢位 | 基本肢位=0度 |
| 記録単位 | 5度刻み |
| 軸の設定 | 基本軸・移動軸を骨指標に沿わせる |
| 測定器具 | ゴニオメーター(角度計) |
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