学習トップ理由で解く 理学療法士第4章 ▸ 一般 / QP53A096

理由で解く 理学療法士

QP53A096 臨床医学大要

出典:第53回理学療法士国家試験(2018)午前 問96
問題
高齢初発てんかんについて正しいのはどれか。
選択肢
1 特発性てんかんが多い。
2 患者数は減少傾向にある。
3 部分発作を呈することが多い。
4 てんかん重積状態に至ることはない。
5 抗てんかん薬が無効であることが多い。
解答
正解3(部分発作を呈することが多い。)
解説

高齢初発てんかんは脳血管障害・認知症などを背景とする症候性(構造的)が多く、焦点(部分)発作が主体。少量の抗てんかん薬でよく制御できる。

高齢者で初発するてんかんは、脳梗塞・脳出血などの脳血管障害、認知症、頭部外傷、脳腫瘍を基盤とする症候性(構造的病因)が大部分で、原因不明の特発性は少ない。高齢化に伴い患者数は増加傾向にある。局在性の脳病変を反映して焦点(部分)発作、とくに焦点意識障害発作を呈することが多く、一過性のもうろう状態や自動症を示す。高齢者では非けいれん性てんかん重積を含めてんかん重積状態も起こり得る。治療反応性は概して良好で、少量の抗てんかん薬(レベチラセタム、ラモトリギンなど)で発作抑制が得られることが多い。

✗ 1. 誤り
特発性てんかんが多い。
脳血管障害等を背景とする症候性が多い
✗ 2. 誤り
患者数は減少傾向にある。
高齢化に伴い増加傾向である
✓ 3. 正しい
部分発作を呈することが多い。
局在病変を反映し焦点(部分)発作が主体
✗ 4. 誤り
てんかん重積状態に至ることはない。
非けいれん性を含め重積も起こり得る
✗ 5. 誤り
抗てんかん薬が無効であることが多い。
少量でよく制御でき反応性は良好
ポイント
  • 高齢初発は症候性(脳血管障害・認知症等)が多い
  • 患者数は高齢化で増加傾向
  • 焦点(部分)発作が主体
  • 少量の抗てんかん薬でよく制御できる
比較表
高齢初発てんかんの特徴
項目内容
主な病因脳血管障害・認知症・外傷
発作型焦点(部分)発作が主体
患者数増加傾向
薬物反応性良好(少量で制御)
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