学習トップ理由で解く 理学療法士第4章 ▸ 一般 / QP52P099

理由で解く 理学療法士

QP52P099 臨床医学大要

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午後 問99
問題
てんかんについて正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 単純部分発作は意識障害がみられる。
2 欠神発作は過換気によって誘発される。
3 特発性てんかんは脳の器質的病変が特定できる。
4 複雑部分発作は側頭葉てんかんに多くみられる。
5 全般発作は発作開始時にてんかん放電が大脳半球の片側にとどまっている。
解答
正解2(欠神発作は過換気によって誘発される。)、4(複雑部分発作は側頭葉てんかんに多くみられる。)
解説

欠神発作は過換気で誘発されやすく脳波診断に用いる。複雑部分発作は側頭葉てんかんに多い。単純部分発作は意識保持、特発性は器質病変なし、全般発作は両側半球から同時に始まる。

てんかん発作は部分(焦点)発作と全般発作に大別される。単純部分発作は意識が保たれるのが定義であり、意識障害を伴うのは複雑部分発作である。その複雑部分発作は側頭葉てんかんで最も多くみられ、自動症や意識減損を呈する。欠神発作(小児欠神てんかん)は過換気(過呼吸)で誘発されやすく、脳波では3Hz棘徐波複合が出現するため、賦活法として過換気が診断に用いられる。特発性てんかんは明らかな器質的病変を欠くもの(遺伝的素因が背景)で、器質病変が同定できるのは症候性てんかんである。全般発作は発作開始時から両側大脳半球にてんかん放電が広がるもので、片側にとどまるのは部分発作である。よって正しいのは選択肢2と4。

✗ 1. 誤り
単純部分発作は意識障害がみられる。
単純部分発作は意識保持が定義。意識障害は複雑部分発作
✓ 2. 正しい
欠神発作は過換気によって誘発される。
過換気賦活で誘発され3Hz棘徐波を認める
✗ 3. 誤り
特発性てんかんは脳の器質的病変が特定できる。
器質病変を欠くのが特発性。同定できるのは症候性
✓ 4. 正しい
複雑部分発作は側頭葉てんかんに多くみられる。
側頭葉起源で最も高頻度
✗ 5. 誤り
全般発作は発作開始時にてんかん放電が大脳半球の片側にとどまっている。
両側半球から同時に始まる。片側は部分発作
ポイント
  • 単純部分=意識保持、複雑部分=意識障害
  • 欠神発作は過換気で誘発・3Hz棘徐波
  • 特発性=器質病変なし、全般=両側同時
比較表
てんかん発作型の要点
発作型特徴
単純部分発作意識保持
複雑部分発作意識減損・自動症、側頭葉に多い
欠神発作過換気で誘発、3Hz棘徐波
全般発作両側半球から同時に放電
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 理学療法士
App Store入手