学習トップ理由で解く 理学療法士第4章 ▸ 一般 / QP52P090

理由で解く 理学療法士

QP52P090 臨床医学大要

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午後 問90
問題
眼疾患とその病態の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 白内障 ― 硝子体の混濁
2 麦粒腫 ― 眼瞼の悪性腫瘍
3 Behçet病 ― ぶどう膜の炎症
4 流行性角結膜炎 ― 色素上皮の剝離
5 緑内障 ― 眼圧の低下
解答
正解3(Behçet病 ― ぶどう膜の炎症)
解説

Behçet病は再発性のぶどう膜炎(ぶどう膜の炎症)を眼病変とする全身性炎症性疾患。白内障は水晶体混濁、緑内障は眼圧上昇による視神経障害が本態。

Behçet病は口腔内アフタ性潰瘍・皮膚症状・外陰部潰瘍・眼症状を主症状とする全身性の炎症性疾患で、眼病変として再発性のぶどう膜炎(虹彩毛様体炎・網膜ぶどう膜炎)を生じ、失明の原因となりうる(3が正しい)。白内障は水晶体(レンズ)の混濁であり硝子体の混濁ではない。麦粒腫(ものもらい)は眼瞼の脂腺・汗腺への細菌感染による急性化膿性炎症で、悪性腫瘍ではない。流行性角結膜炎はアデノウイルスによる感染性の角結膜炎で、色素上皮の剝離ではない。緑内障は眼圧上昇(または視神経の脆弱性)により視神経が障害され視野が欠損する疾患で、眼圧の低下ではない。

✗ 1. 誤り
白内障 ― 硝子体の混濁
白内障は水晶体の混濁。硝子体混濁ではない
✗ 2. 誤り
麦粒腫 ― 眼瞼の悪性腫瘍
麦粒腫は眼瞼の細菌感染による急性化膿性炎症で悪性腫瘍ではない
✓ 3. 正しい
Behçet病 ― ぶどう膜の炎症
再発性ぶどう膜炎を眼病変とする全身性炎症性疾患
✗ 4. 誤り
流行性角結膜炎 ― 色素上皮の剝離
アデノウイルスによる感染性角結膜炎で、色素上皮剝離ではない
✗ 5. 誤り
緑内障 ― 眼圧の低下
眼圧上昇(等)による視神経障害・視野欠損が本態。低下ではない
ポイント
  • Behçet病=再発性ぶどう膜炎(口腔アフタ・外陰部潰瘍・皮膚症状を伴う)
  • 白内障=水晶体の混濁
  • 緑内障=眼圧上昇による視神経障害・視野欠損
  • 麦粒腫=眼瞼の細菌感染性炎症
比較表
主な眼疾患と病態
疾患病態
白内障水晶体の混濁
緑内障眼圧上昇等による視神経障害・視野欠損
Behçet病再発性ぶどう膜炎
麦粒腫眼瞼の細菌感染性炎症
流行性角結膜炎アデノウイルスによる角結膜炎
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