学習トップ理由で解く 理学療法士第2章 ▸ 一般 / QP52P063

理由で解く 理学療法士

QP52P063 生理学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午後 問63
問題
運動時の循環反応で誤っているのはどれか。
選択肢
1 脳血流量は減少する。
2 腎血流量は減少する。
3 静脈還流量は増加する。
4 分時心拍出量は増加する。
5 骨格筋の血流量は増加する。
解答
正解1(脳血流量は減少する。)
解説

運動時は骨格筋への血流再分配が起こるが、脳血流は自動調節でほぼ一定に保たれる。

運動時は交感神経活動が亢進し、心拍出量が増加するとともに、活動筋の血流が著明に増加する。一方、内臓・腎への血流は血管収縮により減少し、限られた心拍出量を活動筋へ再分配する。筋ポンプ・呼吸ポンプにより静脈還流量も増加する。脳血流は生命維持に不可欠であり、脳血管の自動調節(autoregulation)によって広い血圧範囲でほぼ一定に保たれるため、運動によって減少するという記述は誤りである。

✓ 1. 誤り
脳血流量は減少する。
脳血流は自動調節でほぼ一定に保たれ減少しない=誤りで、これが答え(正=誤った記述)
✗ 2. 正しい
腎血流量は減少する。
内臓・腎は血管収縮で血流が減り骨格筋へ再分配される(正しい記述)
✗ 3. 正しい
静脈還流量は増加する。
筋ポンプ・呼吸ポンプで静脈還流は増加する(正しい記述)
✗ 4. 正しい
分時心拍出量は増加する。
心拍数・一回拍出量の増加で心拍出量は増える(正しい記述)
✗ 5. 正しい
骨格筋の血流量は増加する。
活動筋の代謝性血管拡張で血流は大きく増加する(正しい記述)
ポイント
  • 運動時は骨格筋へ血流再分配(腎・内臓は減少)
  • 脳血流は自動調節でほぼ一定
  • 静脈還流・心拍出量は増加
比較表
運動時の各臓器血流の変化
部位血流変化
骨格筋著明に増加
腎・内臓減少
ほぼ一定(自動調節)
皮膚体温上昇で増加
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 理学療法士
App Store入手