学習トップ理由で解く 理学療法士第3章 ▸ 一般 / QP52A074

理由で解く 理学療法士

QP52A074 運動学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午前 問74
問題
フィードバックの説明で正しいのはどれか。
選択肢
1 平均フィードバックは試行ごとに与える。
2 帯域幅フィードバックは何回分かをまとめて一度に与える。
3 同時フィードバックは運動課題を実行している最中に与える。
4 漸減的フィードバックは誤差が一定の幅を外れた場合に与える。
5 要約フィードバックは学習の進行に伴い頻度を減らして与える。
解答
正解3(同時フィードバックは運動課題を実行している最中に与える。)
解説

同時(即時)フィードバックは運動遂行中にリアルタイムで与える提示法。他は説明が入れ替わっている。

結果の知識(KR)を与えるタイミング・頻度による分類を問う。同時(concurrent)フィードバックは運動課題を実行している最中に与えるものであり、選択肢3が正しい。他は説明が別の様式のものと入れ替わっている:平均フィードバックは数試行分の成績を平均して与えるもの(試行ごとではない)、帯域幅フィードバックは誤差が一定の幅を外れたときに与えるもの、漸減的(漸減)フィードバックは学習の進行に伴い頻度を減らすもの、要約フィードバックは何試行分かをまとめて一度に与えるものである。過剰なフィードバックは依存を生むため、学習定着には頻度を落とす工夫が有効とされる。

✗ 1. 誤り
平均フィードバックは試行ごとに与える。
平均フィードバックは複数試行の成績を平均して与えるもので、試行ごとではない
✗ 2. 誤り
帯域幅フィードバックは何回分かをまとめて一度に与える。
帯域幅フィードバックは何回分かをまとめて一度に与える:これは要約フィードバックの説明。帯域幅は誤差が許容幅を外れたときに与える
✓ 3. 正しい
同時フィードバックは運動課題を実行している最中に与える。
同時フィードバックは運動課題を実行している最中に与える:concurrentフィードバックの定義そのもの
✗ 4. 誤り
漸減的フィードバックは誤差が一定の幅を外れた場合に与える。
漸減的フィードバックは誤差が一定の幅を外れた場合に与える:これは帯域幅フィードバックの説明。漸減的は学習進行に伴い頻度を減らす
✗ 5. 誤り
要約フィードバックは学習の進行に伴い頻度を減らして与える。
要約フィードバックは学習の進行に伴い頻度を減らして与える:これは漸減的フィードバックの説明。要約は数試行分をまとめて与える
ポイント
  • 同時(即時)フィードバック=運動遂行中にリアルタイム提示
  • 帯域幅=許容誤差を外れたときのみ提示、要約=数試行分をまとめて提示
  • 漸減的=学習の進行につれ頻度を減らす(依存回避で定着を促進)
比較表
フィードバック(結果の知識)の様式
様式与え方
同時(即時)運動を実行している最中に与える
帯域幅誤差が一定の幅を外れたときに与える
要約何試行分かをまとめて一度に与える
平均数試行分の成績を平均して与える
漸減的学習の進行に伴い頻度を減らして与える
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