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理由で解く 看護師国試

Q115A069 精神看護学

出典:第115回看護師国家試験(2026)午前 問69
問題
ヤーロムの集団精神療法の治療的因子のうち、普遍性に関する説明はどれか。
選択肢
1 これまで知らなかった情報や助言を得ることができる。
2 人間の生や死、生きる意味について考えることができる。
3 他の人の回復と成長が、自分の回復と成長への希望となる。
4 自分の抱えている問題は、自分だけが抱えている問題ではないと気付く。
解答
正解4(自分の抱えている問題は、自分だけが抱えている問題ではないと気付く。)
解説

普遍性〈universality〉とは、自分の悩みが自分だけのものではないと気付き、孤立感が和らぐこと。

ヤーロム〈Yalom〉は集団精神療法に働く治療的因子を整理した。『普遍性』は、集団の中で他のメンバーも同じような苦しみや問題を抱えていると知り、『悩んでいるのは自分だけではない』と実感して孤立感が軽減される因子を指す。選択肢1は『情報の伝達』、2は『実存的因子』、3は『希望の注入(希望をもたらすこと)』に相当し、それぞれ別の治療的因子である。

✗ 1. 誤り
これまで知らなかった情報や助言を得ることができる。
治療的因子の『情報の伝達』の説明
✗ 2. 誤り
人間の生や死、生きる意味について考えることができる。
治療的因子の『実存的因子』の説明
✗ 3. 誤り
他の人の回復と成長が、自分の回復と成長への希望となる。
治療的因子の『希望の注入』の説明
✓ 4. 正しい
自分の抱えている問題は、自分だけが抱えている問題ではないと気付く。
孤立感が和らぐ『普遍性』の説明
ポイント
  • 普遍性=『悩むのは自分だけではない』と気付き孤立感が減る
  • 情報の伝達・希望の注入・実存的因子など多数の因子がある
  • 集団の相互作用が治療効果を生む
比較表
ヤーロムの治療的因子(一部)
因子内容
普遍性悩みが自分だけではないと気付く
情報の伝達知識・助言を得る
希望の注入他者の回復が自分の希望になる
実存的因子生・死・生きる意味に向き合う
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