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理由で解く 看護師国試

Q114P069 精神看護学

出典:第114回看護師国家試験(2025)午後 問69
問題
精神疾患の治療を受けている人との共同創造〈コプロダクション〉で正しいのはどれか。
選択肢
1 患者が医療者の指示に従って治療を受ける。
2 患者が医療者から病気や治療について十分な説明を受ける。
3 治療やケアの計画から提供まで医療者と患者がともに関わる。
4 自ら助けを求めることが難しい人に対して、積極的に働きかけ支援を提供する。
解答
正解3(治療やケアの計画から提供まで医療者と患者がともに関わる。)
解説

共同創造(コプロダクション)とは、当事者と医療者が対等なパートナーとして、治療・ケアの計画立案から提供・評価まで協働して作り上げることをいう。

コプロダクション(共同創造)は、サービスの受け手である当事者を単なる受動的な受益者ではなく、サービスを共につくる主体的なパートナーと位置づける考え方である。精神医療では、治療やケアの計画から実施・評価に至る全過程に当事者と医療者がともに関わり、経験知と専門知を持ち寄って協働することを意味する。したがって「計画から提供まで医療者と患者がともに関わる」が正解である。

✗ 1. 誤り
患者が医療者の指示に従って治療を受ける。
医療者主導で患者が従うのはパターナリズムであり、対等な協働である共同創造とは反対
✗ 2. 誤り
患者が医療者から病気や治療について十分な説明を受ける。
患者が医療者から病気や治療について十分な説明を受ける:これはインフォームドコンセントの説明にとどまり、共同で作り上げる協働までは含まない
✓ 3. 正しい
治療やケアの計画から提供まで医療者と患者がともに関わる。
当事者と医療者が全過程で協働する共同創造の中核を表す
✗ 4. 誤り
自ら助けを求めることが難しい人に対して、積極的に働きかけ支援を提供する。
自ら助けを求めることが難しい人に積極的に働きかけ支援する:アウトリーチ(訪問支援・ACTなど)の説明であり、共同創造の定義とは異なる
ポイント
  • 共同創造=当事者と医療者が対等に協働して治療・ケアを創る
  • 計画から提供・評価まで全過程で協働
  • パターナリズムやICとは区別する
比較表
類似概念との区別
用語内容
共同創造(コプロダクション)当事者と医療者が対等に協働してケアを創る
インフォームドコンセント十分な説明を受け同意する
アウトリーチ支援を求めにくい人へ積極的に出向いて支援
パターナリズム医療者主導で患者が従う
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