
この図の解説
この図は血液を大きく2つの柱に分けて示している。左端に注目すると、血液は「細胞成分(40〜45%)」と「血漿(55〜60%)」に二分される。細胞成分の欄には赤血球・白血球・血小板が上から並び、それぞれ働きと数が書き込まれている。赤血球は酸素を運ぶ無核の円盤で、1µl中に男子500万・女子450万。白血球は食作用や抗体産生で生体防御を担い、1µl中5,000〜9,000で好中球が最も多い。血小板は巨核球の細胞質がちぎれてできた無核の小体で、出血部位を塞ぎ1µl中25〜40万。下半分の血漿は水約90%が土台で、電解質(大部分がNa⁺・Cl⁻)、有機物のタンパク質(約7%)からなる。図の右下の枝分かれが本図の要で、血漿タンパク質はアルブミン・グロブリン・フィブリノゲンに分かれ、それぞれ役割が異なる点を押さえる。
学習の要点
- 血液は細胞成分(40〜45%)と血漿(55〜60%)に大別され、細胞成分の99%は赤血球が占める。
- 覚え方のコツ: 無核の細胞は「赤血球」と「血小板」の2つ。白血球だけが核を持つと押さえると混同しない。
- 関連知識: 血漿タンパク質はアルブミン(最多・膠質浸透圧の維持)、グロブリン(α・βは運搬、γは抗体)、フィブリノゲン(血液凝固)の3本柱。
- よくある間違い: 血小板を「細胞」と丸暗記しがちだが、巨核球の細胞質の断片であり核を持たない。
- 臨床応用: γグロブリン(免疫グロブリン)は抗体そのもので、免疫機能の指標となる。アルブミン低下は膠質浸透圧の低下から浮腫を招く。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
血漿タンパク質のうち、抗体として免疫反応に関与するのは( )グロブリンである。
答えを見る
答え: γ(ガンマ)
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。