学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第5章 ▸ 状況設定 / Q112P091
理由で解く 看護師国試
著明な高血糖(904mg/dL)と高血漿浸透圧(394mOsm/L)、ケトン体軽度・pH軽度低下から高浸透圧高血糖状態〈HHS〉が最も適切。
2型糖尿病で受診を中断していたAさんは、著明な高血糖(血糖904mg/dL)と著明な高血漿浸透圧(394mOsm/L、基準約280〜290)を呈し、意識障害(見当識障害)がみられる。尿ケトン体は(±)と軽度で、動脈血pH7.32とアシドーシスも軽度にとどまる。これは高血糖・高浸透圧が主体でケトアシドーシスが軽度という高浸透圧高血糖状態〈HHS〉の典型像である。感染(右第1趾の壊疽・発熱・白血球増多・CRP高値)が誘因と考えられる。糖尿病ケトアシドーシス〈DKA〉は著明なケトーシスと代謝性アシドーシス(通常pH<7.3、著明なケトン体)を伴う点で異なる。肝性脳症はアンモニア高値・肝疾患を背景とするが、アンモニア49μg/dLは著明高値でなく否定的。小脳出血は運動失調・頭痛・嘔吐などを伴うが、頭痛・嘔吐・めまいはなく歩行可能で否定的。
| 項目 | DKA | HHS |
|---|---|---|
| 主な病型 | 1型に多い | 2型に多い |
| 血糖 | 高値(300〜) | 著明高値(600〜) |
| 血漿浸透圧 | 軽〜中等度上昇 | 著明上昇〈>320〉 |
| ケトン体 | 著明陽性 | 陰性〜軽度 |
| 動脈血pH | 低下〈<7.3〉 | ほぼ正常〜軽度低下 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。