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理由で解く 看護師国試
急性心筋梗塞を疑う胸痛では、心筋特異性が高く早期に上昇するトロポニンTが最優先の検査項目。
Aさんは狭心症既往があり、強い胸痛とV1〜V4のST上昇(前壁梗塞を示唆)を認め、急性心筋梗塞が強く疑われる。心筋トロポニンT(およびI)は心筋細胞に特異的で、心筋障害後3〜4時間から上昇し感度・特異度がともに高いため、急性心筋梗塞の診断に最も有用な生化学マーカーである。他の逸脱酵素(LDH、AST、CKなど)は心筋以外の組織にも含まれ特異性が低く、上昇のピークも遅い。したがって到着時のアセスメントで優先度が高いのはトロポニンTである。
| マーカー | 特異性 | 上昇開始の目安 |
|---|---|---|
| トロポニンT/I | 高い(心筋特異) | 発症3〜4時間 |
| CK-MB | 比較的高い | 発症4〜8時間 |
| AST | 低い | 発症6〜12時間 |
| LDH | 低い | 発症半日〜数日 |
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