学習トップ理由で解く 看護師国試第3章 ▸ 一般 / Q110P061

理由で解く 看護師国試

Q110P061 健康支援と社会保障制度

出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問61
問題
妊婦健康診査を受診する時間を確保するために妊婦が事業主に請求できることを規定している法律はどれか。
選択肢
1 母子保健法
2 労働基準法
3 育児・介護休業法
4 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律〈男女雇用機会均等法〉
解答
正解4(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律〈男女雇用機会均等法〉)
解説

働く妊婦が妊婦健康診査を受ける時間を確保できるよう事業主に保健指導・健康診査を受けるための時間を請求できることは、男女雇用機会均等法の母性健康管理措置に規定されている。

男女雇用機会均等法は、事業主に対し、女性労働者が妊娠中・出産後に保健指導または健康診査を受けるために必要な時間を確保できるようにすること(母性健康管理措置)を義務づけている。母子保健法は市町村による妊婦健診等の実施を、労働基準法は産前産後休業や危険有害業務の就業制限を、育児・介護休業法は育児休業等をそれぞれ規定するが、事業主に対する健診受診時間の確保を定めているのは男女雇用機会均等法である。したがって選択肢4が正しい。

✗ 1. 誤り
母子保健法
市町村による妊婦健診・母子健康手帳交付等を定めるが、事業主への時間確保請求は規定しない
✗ 2. 誤り
労働基準法
産前産後休業・危険有害業務の制限等を規定するが、健診受診時間の確保は含まない
✗ 3. 誤り
育児・介護休業法
育児休業・介護休業や深夜業制限等を規定する法律である
✓ 4. 正しい
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律〈男女雇用機会均等法〉
母性健康管理措置として健診等の受診時間の確保を事業主に義務づける
ポイント
  • 健診受診時間の確保=男女雇用機会均等法(母性健康管理措置)
  • 産前産後休業は労働基準法
  • 妊婦健診の実施は母子保健法
比較表
妊娠・出産に関わる法律と主な規定
法律主な規定
男女雇用機会均等法母性健康管理措置(健診受診時間の確保等)
労働基準法産前産後休業・危険有害業務の制限
母子保健法妊婦健診・母子健康手帳・保健指導
育児・介護休業法育児休業・介護休業・深夜業の制限
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