学習トップ理由で解く 看護師国試第6章 ▸ 一般 / Q110A047

理由で解く 看護師国試

Q110A047 老年看護学

出典:第110回看護師国家試験(2021)午前 問47
問題
加齢の影響を受けにくく、高齢になっても維持されやすい認知機能はどれか。
選択肢
1 感覚記憶
2 短期記憶
3 結晶性知能
4 流動性知能
解答
正解3(結晶性知能)
解説

経験や学習で蓄積される結晶性知能は加齢の影響を受けにくく、高齢になっても比較的維持される。

知能はキャッテルにより結晶性知能と流動性知能に分けられる。結晶性知能は言語能力・知識・判断力など長年の経験や学習によって獲得されるもので、加齢の影響を受けにくく高齢になっても維持されやすい。言葉の意味についての意味記憶や、体で覚えた手続き記憶も加齢の影響を受けにくいとされる。一方、流動性知能は新しい環境への適応や情報処理の速さ・記憶に関わり、加齢とともに低下しやすい。感覚記憶や短期記憶も加齢で低下する傾向がある。

✗ 1. 誤り
感覚記憶
見聞きした情報がごく短い間だけ残る段階で、多くは意識にのぼらないまま消える。加齢で低下する傾向がある
✗ 2. 誤り
短期記憶
覚えたことを数十秒から1分ほどしか保てない段階で、新しく覚える力は年齢とともに弱くなりやすい
✓ 3. 正しい
結晶性知能
経験・知識に基づき、加齢の影響を受けにくく維持されやすい
✗ 4. 誤り
流動性知能
新規場面での処理・適応力で、加齢とともに低下しやすい
ポイント
  • 結晶性知能=経験・知識に基づき加齢で維持されやすい
  • 流動性知能=情報処理・適応力で加齢とともに低下
  • 感覚記憶・短期記憶も加齢で低下傾向
  • 意味記憶・手続き記憶も加齢の影響を受けにくいとされる
比較表
結晶性知能と流動性知能
種類内容加齢の影響
結晶性知能言語・知識・判断力など経験で蓄積受けにくい(維持されやすい)
流動性知能新規場面での処理・適応・記憶受けやすい(低下しやすい)
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