学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第6章 ▸ 状況設定 / Q109P097
理由で解く 看護師国試
尿意切迫感があり我慢できずに漏れる(切迫性尿失禁)状態で、脳梗塞後の過活動膀胱によるものと考えられる。
「尿意を感じるとがまんできずに漏れる」は尿意切迫感を伴う切迫性尿失禁の訴えである。脳梗塞などの中枢神経障害では排尿を抑制する上位中枢の機能が障害され、膀胱が不随意に収縮しやすくなる過活動膀胱を来す。これにより急な強い尿意とともに失禁が生じる。腹圧性尿失禁は咳やくしゃみなど腹圧上昇時の漏れ、溢流性尿失禁は排尿困難で膀胱に貯留した尿が少量ずつあふれるもので、いずれも「我慢できない強い尿意」という訴えとは合致しない。したがって過活動膀胱が適切である。
| 種類 | 特徴 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 切迫性(過活動膀胱) | 強い尿意で我慢できず漏れる | 脳血管障害、加齢 |
| 腹圧性 | 咳・くしゃみで漏れる | 骨盤底筋の緩み、前立腺全摘後 |
| 溢流性 | 排尿困難で少量ずつあふれる | 前立腺肥大、神経因性膀胱 |
| 機能性 | 排泄動作が間に合わず漏れる | 認知症、運動機能低下 |
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