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理由で解く 看護師国試

Q109P065 精神看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問65
問題
飲酒したい欲求を抑圧した人が、酩酊状態の人の行動を必要以上に非難する防衛機制はどれか。
選択肢
1 昇華
2 転換
3 合理化
4 反動形成
解答
正解4(反動形成)
解説

抑圧した欲求と正反対の態度・行動をとることを反動形成という。飲酒欲求を抑えた人が飲酒者を過度に非難するのは典型例。

反動形成とは、受け入れがたい欲求や衝動を抑圧し、それとは正反対の態度・行動を強調して表す防衛機制である。飲酒したい欲求を抑圧した人が、酩酊した人を必要以上に強く非難するのは、自分の欲求と反対の態度を過剰に示す反動形成に該当する。昇華は欲求を社会的に価値ある活動へ、転換は心的葛藤を身体症状へ、合理化はもっともらしい理由づけで正当化する機制であり、いずれも本設問の状況とは異なる。

✗ 1. 誤り
昇華
社会的に受け入れられる形(芸術・スポーツ等)に欲求を置き換える機制で、非難行動とは異なる
✗ 2. 誤り
転換
心理的葛藤が麻痺や失声などの身体症状に転化する機制
✗ 3. 誤り
合理化
満たされない欲求にもっともらしい理由づけをして正当化する機制
✓ 4. 正しい
反動形成
抑圧した欲求と正反対の態度・行動を過剰に示す機制で、飲酒者を過度に非難する例に合致
ポイント
  • 反動形成=抑圧した欲求と正反対の行動を強調
  • 昇華・転換・合理化との区別
  • 防衛機制は無意識の適応機制
比較表
主な防衛機制
機制内容
反動形成抑圧した欲求と反対の態度・行動をとる
昇華欲求を社会的に価値ある活動に置換
合理化もっともらしい理由づけで正当化
転換心的葛藤が身体症状に転化
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