学習トップ理由で解く 看護師国試第8章 ▸ 一般 / Q109P064

理由で解く 看護師国試

Q109P064 母性看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問64
問題
新生児の反応の図を示す。Moro〈モロー〉反射はどれか。
図
選択肢
1 1
2 2
3 3
4 4
解答
正解3(3)
解説

Moro反射=頭部を後方に落とす刺激で両上肢を外転・伸展し手指を扇状に広げて抱きつく反応(図3)。

Moro反射は、頭部を急に後方へ落とすなどの刺激により、新生児が両上肢を外転・伸展させて手指を扇状に開き(第1相)、続いて上肢を屈曲・内転して抱え込む(第2相)反応である。図3は検者の腕の上で頭部が後方に下がり、両腕を広げて手指を大きく開いた抱きつき様の姿勢を示しており、Moro反射に一致する。他の図は、図1が口周囲の刺激で顔を向ける探索〈rooting〉反射、図2が頭部回旋に伴い顔側上肢を伸展・後頭側上肢を屈曲する非対称性緊張性頸反射(ATNR、fencing肢位)、図4が立位で足を交互に踏み出す自動歩行(歩行反射)であり、いずれもMoro反射ではない。したがって正答は3。

✗ 1. 誤り
1
口角付近に触れた指の方へ顔を向け口を開けている=探索〈rooting〉反射
✗ 2. 誤り
2
仰臥位で頭部を一側に向け、向いた側の上肢を伸展・反対側を屈曲するfencing肢位=ATNR
✓ 3. 正しい
3
頭部が後方に下がり両上肢を外転・伸展させ手指を扇状に広げた抱きつき様の反応=Moro反射
✗ 4. 誤り
4
立位で足底を接地させ下肢を交互に踏み出す=歩行反射〈stepping〉
ポイント
  • Moro反射=両上肢を対称的に外転・伸展→内転・屈曲(抱きつき様)
  • 頭部落下などの刺激で誘発
  • 生後4〜6か月頃に消失する原始反射
比較表
主な原始反射と消失時期
反射内容消失時期の目安
Moro反射上肢の外転・伸展→内転・屈曲4〜6か月
把握反射手掌刺激で握りしめる3〜6か月
非対称性緊張性頸反射顔を向けた側の上下肢が伸展4〜6か月
自動歩行立たせると歩行様運動1〜2か月
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