学習トップ理由で解く 看護師国試第6章 ▸ 一般 / Q109P056

理由で解く 看護師国試

Q109P056 老年看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問56
問題
高齢者に対するエイジズムの説明で適切なのはどれか。
選択肢
1 年齢にとらわれないこと
2 加齢に伴う心身機能の変化
3 高齢という理由で不当な扱いをすること
4 老化に関連した遺伝子によって引き起こされる現象
解答
正解3(高齢という理由で不当な扱いをすること)
解説

エイジズムとは年齢を理由とした偏見・差別のこと。高齢という理由だけで不当な扱いをすることを指す。

エイジズム〈ageism〉は、ロバート・バトラーが提唱した概念で、年齢を理由に人を画一的にとらえる偏見・固定観念・差別を意味する。高齢者に対しては「高齢だから能力が低い」「役に立たない」といった一方的な決めつけや、それに基づく不当な扱いが典型例である。したがって『高齢という理由で不当な扱いをすること』が最も適切な説明となる。

✗ 1. 誤り
年齢にとらわれないこと
エイジズムはむしろ年齢にとらわれて差別することであり、逆の意味
✗ 2. 誤り
加齢に伴う心身機能の変化
これは老化(加齢変化)そのものの説明であり、差別・偏見を表すエイジズムではない
✓ 3. 正しい
高齢という理由で不当な扱いをすること
年齢を理由とした偏見・差別=エイジズムの定義に合致する
✗ 4. 誤り
老化に関連した遺伝子によって引き起こされる現象
老化に関連した遺伝子によって引き起こされる現象:老化の生物学的機序の説明でありエイジズムではない
ポイント
  • エイジズム=年齢を理由とした偏見・差別〈ageism〉
  • R.バトラーが提唱した概念
  • 老化(加齢変化)そのものとは区別する
比較表
混同しやすい用語の整理
用語意味
エイジズム年齢を理由とする偏見・差別
老化(加齢変化)加齢に伴う心身機能の生理的変化
エイジレス年齢にとらわれない生き方
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