
この図の解説
この図で最初に押さえるのは中央の等式「ヌクレオチド = 塩基 + 糖 + リン酸」である。左上のブロック図では、リン酸に糖がつながり、その糖から塩基が横に伸びており、3つの成分が結合して1個のヌクレオチドをつくる様子が示されている。核酸(DNA・RNA)は、このヌクレオチドが鎖のようにつながってできている。右の等式が示すとおりDNAはデオキシリボ核酸、RNAはリボ核酸である。左下の表で見るべきは、DNAとRNAで「糖」と「塩基」が違う点である。糖はDNAがデオキシリボース、RNAがリボース。塩基はどちらも4種類だが、DNAのアデニン(A)・グアニン(G)・シトシン(C)・チミン(T)に対し、RNAはチミンの代わりにウラシル(U)を使う(表で赤字のU)。右側のカラー図は、DNA・RNAそれぞれの4種類のヌクレオチドを塩基ごとに色分けして並べたものである。
学習の要点
- ヌクレオチドは塩基・糖・リン酸の3成分が結合した核酸の構成単位で、これが鎖状に連なって核酸ができる。
- 覚え方のコツ: 成分は「塩基・糖・リン酸」の3つ。塩基は共通のAGCに加え、DNAはT、RNAはUで「TはDNA、UはRNA」と対で覚える。
- 関連知識: DNAは細胞核の染色質・染色体をつくり遺伝情報を宿す分子で、RNA(mRNA)はその情報を写し取ってリボソームでのタンパク質合成に使われる。
- よくある間違い: 糖の違い(デオキシリボース/リボース)を取り違える、RNAにチミンが入ると誤る、ヌクレオチドの成分を2つや4つと数え間違える。
- 臨床応用: 該当なし。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
RNAでは、DNAで用いられる塩基チミン(T)の代わりに( )が使われる。空欄に入る塩基名を答えよ。
答えを見る
答え: ウラシル
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。