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理由で解く 看護師国試

Q109A033 基礎看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午前 問33
問題
クロストリジウム・ディフィシレ〈ディフィシル〉による下痢を発症している患者の陰部洗浄をベッド上で行う際の、個人防護具を着用した看護師の写真を図に示す。適切なのはどれか。
図
選択肢
1 A
2 B
3 C
4 D
解答
正解4〈D〉
解説

ベッド上の陰部洗浄では水はね・飛沫と前腕汚染に備え、長袖の撥水性ガウン+マスク+手袋+ゴーグル〈D〉が適切。

C. difficile感染患者では接触予防策が基本で、芽胞を含む便による環境・術者の汚染を防ぐ必要がある。ベッド上での陰部洗浄では洗浄液や便汁が広範囲に飛散・付着しやすく、看護師の前腕まで濡れ・汚染される可能性が高い。写真A・Bのエプロンは袖がなく前面のみを覆うため前腕が露出してしまうのに対し、C・Dの撥水性ガウンは長袖で上肢全体を被覆できる。さらに陰部洗浄では顔面への水はね・飛沫が起こりうるため、眼を保護するゴーグルが望ましい。ゴーグルを備えているのはBとDだが、上肢被覆と眼の保護を両立しているのはDのみである。したがって、撥水性ガウン+マスク+手袋+ゴーグルを着用したDが最も適切である。

✗ 1. 誤り
A
袖なしエプロンで前腕が露出し、水はねから眼を守るゴーグルもない
✗ 2. 誤り
B
B 撥水性エプロン+マスク+手袋+ゴーグル:ゴーグルはあるが袖なしエプロンのため洗浄で汚染されやすい前腕が露出している
✗ 3. 誤り
C
長袖ガウンで上肢は覆えるが、飛沫・水はねから眼を守るゴーグルがない
✓ 4. 正しい
D
長袖ガウンで上肢全体を覆い、マスク・手袋・ゴーグルで眼・口・手を保護しており、ベッド上陰部洗浄の飛沫・接触対策として最も適切
ポイント
  • C.difficile=芽胞形成菌、接触予防策の対象
  • 下痢患者の陰部洗浄では手袋・ガウン(エプロン)を着用
  • 芽胞にアルコールは無効→手指衛生は石けんと流水で手洗い
比較表
感染経路別予防策と主な防護具
予防策対象例主な防護具
接触予防策C.difficile、MRSA手袋・ガウン
飛沫予防策インフルエンザ、風疹サージカルマスク
空気予防策結核、麻疹、水痘N95マスク・陰圧室
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