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理由で解く 看護師国試
吐血・黒色便に加え、頻脈124、低血圧86/50、蒼白・皮膚湿潤・四肢冷感は、循環血液量減少による出血性ショックの典型像。
Aさんはコップ1杯程度の吐血があり、黒色便(タール便)も認められ、上部消化管出血が示唆される。バイタルサインは脈拍124/分の頻脈、血圧86/50mmHgの低血圧、顔面蒼白、皮膚湿潤(冷汗)、四肢冷感を認め、これらは循環血液量の減少に対する代償(交感神経緊張)と組織灌流低下の所見で、出血性ショック(循環血液量減少性ショック)の典型像である(1)。イレウスは腹部膨満・排ガス排便停止・腸蠕動異常が主体で吐血は説明できない。低血糖は発汗・動悸を伴うが吐血・黒色便とは無関係で、本事例の出血源を説明できない。脱水も頻脈・血圧低下を来しうるが、吐血・黒色便という明らかな出血所見があるため出血性ショックが最も考えられる。
| 所見 | 評価 |
|---|---|
| 吐血・黒色便 | 上部消化管出血 |
| 脈拍124/分 | 頻脈(代償性) |
| 血圧86/50mmHg | 低血圧 |
| 顔面蒼白・皮膚湿潤・四肢冷感 | 末梢循環不全・交感神経緊張 |
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