学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 一般 / Q108P080

理由で解く 看護師国試

Q108P080 成人看護学

出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問80
問題
急性心筋梗塞患者の合併症を早期に発見するための徴候で正しいのはどれか。
選択肢
1 皮疹の出現
2 頻脈の出現
3 時間尿の増加
4 腹壁静脈の怒張
5 うっ血乳頭の出現
解答
正解2(頻脈の出現)
解説

急性心筋梗塞の主要合併症は不整脈・心不全・心原性ショックであり、頻脈はこれらの発症を示す重要な早期徴候である。

急性心筋梗塞では心筋の壊死により、致死的不整脈・急性心不全・心原性ショックといった合併症が生じやすい。頻脈は心拍出量低下を代償しようとする反応、あるいは不整脈の出現を示し、心不全・ショックへ移行する早期サインとして重要である。皮疹は無関係、心拍出量が低下すると腎血流が減り時間尿は増加ではなく減少する。腹壁静脈怒張は門脈圧亢進(肝硬変等)、うっ血乳頭は頭蓋内圧亢進の徴候で、いずれも心筋梗塞の早期発見に直接結びつかない。

✗ 1. 誤り
皮疹の出現
急性心筋梗塞の合併症とは関連しない
✓ 2. 正しい
頻脈の出現
不整脈・心不全・心原性ショックを示す早期徴候
✗ 3. 誤り
時間尿の増加
心拍出量低下・ショックでは腎血流が減り尿量は減少する
✗ 4. 誤り
腹壁静脈の怒張
門脈圧亢進(肝硬変等)でみられる所見
✗ 5. 誤り
うっ血乳頭の出現
頭蓋内圧亢進の徴候で心筋梗塞と無関係
ポイント
  • 急性心筋梗塞の三大合併症=不整脈・心不全・心原性ショック
  • 頻脈・血圧低下・尿量減少はショック移行のサイン
  • うっ血乳頭=頭蓋内圧亢進、腹壁静脈怒張=門脈圧亢進と区別
比較表
急性心筋梗塞の主な合併症
合併症主な徴候
不整脈頻脈、心室性期外収縮、心室細動
急性心不全頻脈、呼吸困難、肺うっ血
心原性ショック血圧低下、頻脈、尿量減少、冷汗
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