学習トップ理由で解く 看護師国試第4章 ▸ 一般 / Q108P034

理由で解く 看護師国試

Q108P034 基礎看護学

出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問34
問題
死後の処置で適切なのはどれか。
選択肢
1 枕は氷枕にする。
2 義歯を装着する。
3 肛門には青梅綿、脱脂綿の順で詰める。
4 和装の更衣の場合、襟は右前に合わせる。
解答
正解2(義歯を装着する。)
解説

死後の処置では生前の面影を整えるため義歯を装着し、口元・顔貌を自然に保つ。

死後硬直は死後2〜3時間で顎関節から始まるため、硬直が起こる前に義歯を装着して口を閉じ、生前の顔貌を保つことが適切である。氷枕は顔面のうっ血や変色を招くため用いない。腔内への詰め物は体液漏出防止のために行うが、綿を詰める順序や和装の襟合わせには死者特有の作法があり、他の選択肢はいずれもその作法に反する。

✗ 1. 誤り
枕は氷枕にする。
頭部を冷やすと顔面のうっ血・変色を招き、生前の面影を損なうため不適切
✓ 2. 正しい
義歯を装着する。
死後硬直が始まる前に装着して口元と顔貌を整えるのが適切
✗ 3. 誤り
肛門には青梅綿、脱脂綿の順で詰める。
体液漏出防止では奥に脱脂綿(綿花)、外側(手前)に青梅綿の順が基本で、記載は順序が逆
✗ 4. 誤り
和装の更衣の場合、襟は右前に合わせる。
死装束は生者と逆の「左前(左襟が上)」に合わせるのが慣習で、右前は不適切
ポイント
  • 死後硬直は死後2〜3時間で顎から始まる→硬直前に義歯装着・口を閉じる
  • 死装束の襟合わせは生者と逆の『左前』
  • 腔内の詰め物は体液漏出防止が目的
比較表
死後の処置の要点
項目適切な対応理由
顔貌硬直前に義歯装着・口を閉じる生前の面影を保つ
体温氷枕は使わないうっ血・変色防止
更衣(和装)左前に合わせる死者の慣習
腔内漏出防止に綿を詰める体液・分泌物の流出防止
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