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理由で解く 看護師国試

Q108P025 人体の構造と機能

出典:第108回看護師国家試験(2019)午後 問25
問題
腎機能を示す血液検査項目はどれか。
選択肢
1 中性脂肪
2 ビリルビン
3 AST〈GOT〉
4 クレアチニン
5 LDLコレステロール
解答
正解4(クレアチニン)
解説

クレアチニンは筋由来の老廃物で、糸球体で濾過され再吸収をほぼ受けないため腎機能(糸球体濾過量)の指標となる。

クレアチニンは筋肉のクレアチンの代謝産物で、糸球体で濾過されたのちほとんど再吸収されずに尿中へ排泄される。腎機能が低下すると排泄が滞り血中クレアチニンが上昇するため、腎機能〈GFR〉の代表的指標となる。中性脂肪・LDLコレステロールは脂質代謝、ビリルビンは肝・胆道系や溶血、AST〈GOT〉は肝・心筋・骨格筋の逸脱酵素であり、いずれも腎機能を直接示す項目ではない。

✗ 1. 誤り
中性脂肪
脂質代謝の指標。腎機能は示さない
✗ 2. 誤り
ビリルビン
肝・胆道系や溶血の指標。腎機能ではない
✗ 3. 誤り
AST〈GOT〉
肝・心筋・骨格筋の逸脱酵素で腎機能の指標ではない
✓ 4. 正しい
クレアチニン
糸球体濾過で排泄される老廃物で腎機能の代表的指標
✗ 5. 誤り
LDLコレステロール
脂質代謝(動脈硬化リスク)の指標で腎機能ではない
ポイント
  • 腎機能指標=血清クレアチニン・尿素窒素〈BUN〉・eGFR
  • クレアチニンは筋由来で再吸収されにくく腎機能を反映する
  • AST/ALT/ビリルビンは肝胆道系、中性脂肪/LDLは脂質の指標
比較表
血液検査項目と反映する臓器・病態
項目主に反映するもの
クレアチニン・BUN・eGFR腎機能(糸球体濾過)
AST〈GOT〉・ALT〈GPT〉肝細胞障害など
ビリルビン肝・胆道系・溶血
中性脂肪・LDL/HDLコレステロール脂質代謝・動脈硬化リスク
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