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理由で解く 看護師国試

Q108A041 基礎看護学

出典:第108回看護師国家試験(2019)午前 問41
問題
右中葉領域で粗い断続性副雑音〈水泡音〉が聴取された場合の体位ドレナージの体位を図に示す。適切なのはどれか。(※選択肢は図を参照)
図
選択肢
1 1
2 2
3 3
4 4
解答
正解2(2)
解説

右中葉のドレナージは「患側(右・前胸部)を上」にした半仰臥位(仰臥位から左後方へ傾ける)=図2が正しい。

体位ドレナージは、分泌物のある肺区域を高い位置に置き、その区域の気管支が重力方向(下向き)になるようにして分泌物を中枢気道へ流す手技である。右中葉は前胸部の右側に位置するため、患側(右)を上にして仰臥位から左後方へ約1/4回転させ、前胸部を上に向けた体位(軽度頭低位を併用)が適切となる。図では、顔と前胸部を上に向けて左側へ傾いた2がこの右中葉ドレナージ体位に相当する。1は腹臥位(背側・下葉系向き)、3は背側を上に向けた半腹臥位、4は上体を起こした頭高位(上葉肺尖区向き)であり、いずれも前面にある右中葉の排痰には適さない。したがって適切なのは2である。

✗ 1. 誤り
1
腹臥位(水平):うつ伏せで背側が上を向く体位。下葉の背側区などの排痰に用いる姿勢で、前胸部にある右中葉のドレナージには適さない
✓ 2. 正しい
2
半仰臥位・患側(右前胸部)を上:顔と前胸部を上に向け、仰臥位から左後方へ傾けた体位。右中葉は前胸部側にあるため、患側を上にしたこの体位で中葉気管支が下向きとなり分泌物が排出されやすい
✗ 3. 誤り
3
半腹臥位(背側を上):左側臥位気味にうつ伏せへ回し背中を上に向けた体位。背側の区域向きで、前面にある右中葉の排痰には適さない
✗ 4. 誤り
4
頭高位・仰臥位(半坐位):傾斜台で上体を起こした頭側挙上位。上葉肺尖区の排痰向きで、右中葉のドレナージには適さない
ポイント
  • 体位ドレナージ=貯留部位を高く、重力で排痰
  • 右中葉は前胸部下方→仰臥位から左へ1/4回転+頭低位
  • 実施中は呼吸・循環・SpO2を観察
比較表
肺区域と体位ドレナージの体位(代表例)
ドレナージ部位体位の要点
上葉(肺尖区)座位・上体を起こす
右中葉・左舌区仰臥位からやや側臥(患側を上)・頭低位
下葉(後肺底区)腹臥位・頭低位
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