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理由で解く 看護師国試

Q107P070 人体の構造と機能

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問70
問題
神経伝達物質と効果器の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 γ-アミノ酪酸〈GABA〉 ─ 気管
2 アセチルコリン ─ 瞳孔散大筋
3 アドレナリン ─ 血管
4 セロトニン ─ 心筋
5 ドパミン ─ 汗腺
解答
正解3(アドレナリン ─ 血管)
解説

アドレナリンは副腎髄質から分泌され、血管平滑筋のα受容体に作用して血管を収縮させる(交感神経節後線維が放出するのは主にノルアドレナリン)。神経伝達物質と効果器の対応を問う問題。

自律神経の効果器では、交感神経節後線維の多くがアドレナリン(ノルアドレナリン)を放出し、血管平滑筋のα受容体を介して血管収縮を起こす。GABAは中枢神経系の抑制性伝達物質で気管の効果器伝達物質ではない。瞳孔散大筋は交感神経(ノルアドレナリン)支配であり、アセチルコリンで散大するのは誤り。心筋の主要な自律神経伝達はアセチルコリン(迷走神経)とノルアドレナリンでセロトニンではない。汗腺は交感神経支配だが例外的にアセチルコリン作動性で、ドパミンではない。

✗ 1. 誤り
γ-アミノ酪酸〈GABA〉 ─ 気管
GABAは中枢の抑制性伝達物質で、気管の効果器伝達物質ではない
✗ 2. 誤り
アセチルコリン ─ 瞳孔散大筋
瞳孔散大筋は交感神経(ノルアドレナリン)支配。アセチルコリンが作用するのは瞳孔括約筋(縮瞳)
✓ 3. 正しい
アドレナリン ─ 血管
副腎髄質由来のカテコールアミンとしてα受容体を介し血管を収縮させる
✗ 4. 誤り
セロトニン ─ 心筋
心筋の自律神経伝達はアセチルコリンとノルアドレナリンで、セロトニンではない
✗ 5. 誤り
ドパミン ─ 汗腺
汗腺は交感神経支配だが例外的にアセチルコリン作動性で、ドパミンではない
ポイント
  • 交感神経節後線維の伝達物質=主にノルアドレナリン(アドレナリン)
  • 汗腺は交感神経支配だが例外的にアセチルコリン作動性
  • 瞳孔散大筋=交感神経、瞳孔括約筋=副交感神経(アセチルコリン)
比較表
効果器と主な神経伝達物質
効果器支配神経伝達物質
血管平滑筋交感神経ノルアドレナリン(収縮)
瞳孔散大筋交感神経ノルアドレナリン
瞳孔括約筋副交感神経アセチルコリン
汗腺交感神経アセチルコリン(例外)
心筋交感/副交感ノルアドレナリン/アセチルコリン
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