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理由で解く 看護師国試

Q107P060 精神看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問60
問題
統合失調症の幻覚や妄想に最も関係する神経伝達物質はどれか。
選択肢
1 ドパミン
2 セロトニン
3 アセチルコリン
4 ノルアドレナリン
解答
正解1(ドパミン)
解説

統合失調症の陽性症状(幻覚・妄想)は中脳辺縁系のドパミン過剰が関与する(ドパミン仮説)。抗精神病薬はドパミンD2受容体を遮断して作用する。

統合失調症のドパミン仮説では、中脳辺縁系のドパミン神経系の過活動が幻覚・妄想などの陽性症状に関係するとされる。抗精神病薬(定型抗精神病薬)はドパミンD2受容体を遮断することで陽性症状を軽減する。セロトニンは気分・睡眠に、アセチルコリンは記憶・自律神経に、ノルアドレナリンは覚醒・不安に主に関与し、幻覚・妄想の主因ではない。

✓ 1. 正しい
ドパミン
中脳辺縁系の過剰が幻覚・妄想(陽性症状)に関与し、D2遮断薬が効く
✗ 2. 誤り
セロトニン
気分・睡眠等に関与し、うつ病等と関連。陽性症状の主因ではない
✗ 3. 誤り
アセチルコリン
記憶・認知や副交感神経に関与し、幻覚妄想の主因ではない
✗ 4. 誤り
ノルアドレナリン
覚醒・不安・血圧調節に関与し、幻覚妄想の主因ではない
ポイント
  • ドパミン仮説=陽性症状(幻覚・妄想)はドパミン過剰
  • 抗精神病薬はドパミンD2受容体を遮断
  • 陰性症状にはセロトニン等も関与(非定型薬は5-HT2/D2遮断)
比較表
主な神経伝達物質と関連
物質主な関連
ドパミン統合失調症(陽性症状)、パーキンソン病
セロトニンうつ病、不安、睡眠
アセチルコリン認知・記憶、副交感神経
ノルアドレナリン覚醒、不安、血圧調節
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