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理由で解く 看護師国試

Q107P044 基礎看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問44
問題
廃用症侯群を予防する方法で正しいのはどれか。
選択肢
1 関節固定後の等張性運動
2 ギプス固定後からの等尺性運動
3 下腿の中枢から末梢へのマッサージ
4 足底板の装着による下腿三頭筋の収縮
解答
正解2(ギプス固定後からの等尺性運動)
解説

関節を動かせないギプス固定中でも、関節運動を伴わない等尺性運動で筋収縮を行い筋萎縮(廃用)を予防できる。

廃用症候群は安静・不動により筋萎縮・関節拘縮・骨萎縮などが生じる状態で、可能な範囲で早期から筋活動を維持することが予防になる。等尺性運動は関節を動かさずに筋を収縮させる運動で、ギプスや関節固定中でも実施でき、筋力・筋量の維持に有効である。逆に等張性運動は関節運動を伴うため固定中は行えない。したがってギプス固定後からの等尺性運動が正しい。

✗ 1. 誤り
関節固定後の等張性運動
等張性運動は関節運動を伴うため固定中は実施できない
✓ 2. 正しい
ギプス固定後からの等尺性運動
関節を動かさず筋収縮でき、固定中の筋萎縮予防に有効で正しい
✗ 3. 誤り
下腿の中枢から末梢へのマッサージ
静脈還流促進は末梢から中枢へ行うべきで方向が逆
✗ 4. 誤り
足底板の装着による下腿三頭筋の収縮
足底板の装着だけでは能動的な筋収縮は促されない
ポイント
  • 等尺性運動=関節を動かさず筋収縮、固定中でも可能
  • 等張性運動=関節運動を伴う(固定中は不可)
  • マッサージや静脈還流促進は末梢→中枢の方向
比較表
筋収縮運動の種類
種類特徴固定中の可否
等尺性運動関節を動かさず筋長は一定で収縮可能
等張性運動関節を動かし筋長が変化固定中は不可
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