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理由で解く 看護師国試

Q107A087 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問87
問題
ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉感染症について適切なのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 本人より先に家族に病名を告知する。
2 国内では異性間性的接触による感染が最も多い。
3 適切な対応によって母子感染率を下げることができる。
4 性行為の際には必ずコンドームを使用するよう指導する。
5 HIVに感染していれば後天性免疫不全症候群〈AIDS〉と診断できる。
解答
正解3(適切な対応によって母子感染率を下げることができる。)、4(性行為の際には必ずコンドームを使用するよう指導する。)
解説

HIVは適切な対応で母子感染率を下げられ、性行為時のコンドーム使用が有効な予防策である。

HIV感染症では、抗HIV薬による母体治療・帝王切開・人工栄養(断乳)などの対策により母子感染率を大幅に下げることができる。また性的接触が主な感染経路であるため、性行為の際にはコンドームを正しく使用するよう指導することが予防上重要である。告知は個人情報・自己決定の尊重の観点から本人へ行うのが原則。国内の感染経路は同性間(男性同性間)性的接触が最も多い。HIV感染は必ずしもAIDSではなく、指標となる合併症(日和見感染症等)を発症して初めてAIDSと診断される。

✗ 1. 誤り
本人より先に家族に病名を告知する。
告知は本人の自己決定権を尊重し本人へ行うのが原則
✗ 2. 誤り
国内では異性間性的接触による感染が最も多い。
国内では異性間性的接触による感染が最も多い:国内では同性間(男性同性間)性的接触が最も多い
✓ 3. 正しい
適切な対応によって母子感染率を下げることができる。
適切な対応によって母子感染率を下げることができる:抗HIV薬・帝王切開・断乳等で母子感染を予防できる
✓ 4. 正しい
性行為の際には必ずコンドームを使用するよう指導する。
性行為の際には必ずコンドームを使用するよう指導する:主要感染経路である性的接触の有効な予防策
✗ 5. 誤り
HIVに感染していれば後天性免疫不全症候群〈AIDS〉と診断できる。
HIVに感染していればAIDSと診断できる:指標疾患を発症して初めてAIDSと診断され、感染=AIDSではない
ポイント
  • 母子感染は抗HIV薬・選択的帝王切開・人工栄養で予防可能
  • 国内の主な感染経路は同性間性的接触
  • HIV感染とAIDS発症は別(指標疾患の発症でAIDS診断)
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