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理由で解く 看護師国試

Q106P006 人体の構造と機能

出典:第106回看護師国家試験(2017)午後 問6
問題
肺サーファクタントの分泌によって胎児の肺機能が成熟する時期はどれか。
選択肢
1 在胎10週ころ
2 在胎18週ころ
3 在胎26週ころ
4 在胎34週ころ
解答
正解4(在胎34週ころ)
解説

肺サーファクタントはⅡ型肺胞上皮細胞から分泌され、在胎34週ころに十分量となり肺(呼吸機能)が成熟する。

肺サーファクタントは肺胞のⅡ型上皮細胞が産生する表面活性物質で、肺胞の表面張力を下げて虚脱を防ぎ、出生後の呼吸を可能にする。分泌は在胎24週ころから始まるが、十分量に達して肺機能が成熟するのは在胎34週前後である。このためこれより早い早産児ではサーファクタント不足により新生児呼吸窮迫症候群〈RDS〉を起こしやすい。

✗ 1. 誤り
在胎10週ころ
器官形成期であり、肺胞や肺サーファクタントはまだ機能していない
✗ 2. 誤り
在胎18週ころ
肺は発生途上でサーファクタント分泌は始まっていない
✗ 3. 誤り
在胎26週ころ
サーファクタントの産生は在胎24週ころから始まるが、この時期はまだ量が不十分で肺機能は未成熟
✓ 4. 正しい
在胎34週ころ
サーファクタントが十分量となり肺機能が成熟する時期
ポイント
  • 肺サーファクタント=Ⅱ型肺胞上皮細胞が分泌
  • 肺機能の成熟は在胎34週ころ
  • 不足すると新生児呼吸窮迫症候群〈RDS〉
比較表
肺サーファクタントと胎児肺の成熟
項目内容
産生細胞Ⅱ型肺胞上皮細胞
主な作用肺胞表面張力の低下・虚脱防止
成熟時期在胎34週ころ
不足時の疾患新生児呼吸窮迫症候群〈RDS〉
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