学習トップ理由で解く 解剖学第10章 ▸ C. 脊柱 / Q0778

理由で解く 解剖学

Q0778 運動器系

出典:鍼灸 第8回(2000) 問題17
問題
第3胸椎には関節面がいくつあるか。
選択肢
1 4
2 6
3 8
4 10
解答
正解4(10)
解説
✗ 1. 誤り
4
4つでは上・下関節突起のみしか数えていないことになり、肋骨頭や肋骨結節との関節面が抜ける。胸椎は肋骨と関節する椎骨なので肋骨関連の関節面を見落とせない。
✗ 2. 誤り
6
上・下関節突起(計4)+横突肋骨窩(左右2)のみでは計6で、椎体上下の肋骨窩(上位・下位の肋骨頭を受ける面)が抜けている。
✗ 3. 誤り
8
上・下関節突起(4)+椎体の上下肋骨窩(左右×上下で4)の計8では、横突起先端の横突肋骨窩(左右2)が数え漏れになる。
✓ 4. 正しい
10
第3胸椎には、椎弓に上関節突起2・下関節突起2、椎体外側面の後方に肋骨頭を受ける上肋骨窩2・下肋骨窩2、横突起先端に肋骨結節と関節する横突肋骨窩2の合計10の関節面がある。典型的な胸椎(T2〜T9程度)は肋骨1本が椎間円板をはさんで上下2椎体にまたがるためこの数となる。T1・T11・T12では肋骨窩の数が異なるので注意。
ポイント
  • 典型的胸椎の関節面は10個=上下関節突起4+上下肋骨窩4+横突肋骨窩2。
  • 覚え方のコツ: 「4+4+2」で10。肋骨が椎間円板を挟み2椎体にまたがるから椎体側は4面。
  • 関連知識: T1は上肋骨窩のみ・下は通常の半円窩(第2肋骨と分担)、T11・T12は椎体の肋骨窩が1対のみで横突肋骨窩もない。
  • よくある間違い: 関節突起だけ数えて4としたり、片側で数えて半数にしたりする誤答が多い。
  • 臨床応用: 肋椎関節の可動性低下は胸郭の呼吸運動制限につながる。背部の硬さと呼吸機能の関連を押さえる。
比較表
部位 左右
上関節突起 左右 2
下関節突起 左右 2
上肋骨窩(肋骨頭) 左右 2
下肋骨窩(肋骨頭) 左右 2
横突肋骨窩(肋骨結節) 左右 2
合計 10
解説画像
鍼灸 第8回(2000) 問題17|第3胸椎には関節面がいくつあるか。 解説図
鍼灸 第8回(2000) 問題17|第3胸椎には関節面がいくつあるか。
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