学習トップ理由で解く 解剖学第10章 ▸ A. 骨格系総論 / Q0767

理由で解く 解剖学

Q0767 運動器系

出典:あマ指 第18回(2010) 問題17
問題
体表から触れる部位と骨との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 乳様突起 ― 後頭骨
2 頸切痕 ― 胸 骨
3 肘 頭 ― 橈 骨
4 外 果 ― 脛 骨
解答
正解2(頸切痕 ― 胸 骨)
解説
✗ 1. 誤り
乳様突起 ― 後頭骨
乳様突起は側頭骨の外下方にある円錐状の突起で、耳介のすぐ後下方に触れる。胸鎖乳突筋の停止部でもあり、後頭骨の突起ではない。
✓ 2. 正しい
頸切痕 ― 胸 骨
頸切痕(胸骨上切痕)は胸骨柄の上縁中央にあるU字型のくぼみで、左右の鎖骨胸骨端の間に位置する。皮下に明瞭に触れ、頸部と胸部の境界線の目印となる。
✗ 3. 誤り
肘 頭 ― 橈 骨
肘頭は尺骨の上端にある突起で、肘関節後面で皮下に明瞭に触れる。橈骨の上端は橈骨頭であり、肘外側で触れる別の構造である。
✗ 4. 誤り
外 果 ― 脛 骨
外果は腓骨下端にある外側の突出で、内果(脛骨下端)より下方に位置する。脛骨下端の内側にあるのは内果で、内果=脛骨、外果=腓骨の組み合わせが正しい。
ポイント
  • 頸切痕は胸骨柄の上縁、左右の鎖骨胸骨端の間で触れるU字型のくぼみ。
  • 覚え方のコツ: 「乳様=側頭、肘頭=尺骨、外果=腓骨、内果=脛骨」を対で丸暗記。
  • 関連知識: 頸切痕は頸静脈切痕とも呼ばれ、頸部と胸部の体表境界線(鎖骨胸骨端→肩峰)の起点。
  • よくある間違い: 肘頭を橈骨、乳様突起を後頭骨の突起と取り違える。乳様突起は耳の後ろの「乳房状」の突起と形で覚える。
  • 臨床応用: 頸切痕は気管切開の体表指標。中心静脈カテーテル挿入の目印にも用いられる。
比較表
体表指標 所属する骨
乳様突起 側頭骨
頸切痕 胸骨(胸骨柄)
肘頭 尺骨
橈骨頭 橈骨
内果 脛骨
外果 腓骨
上前腸骨棘 腸骨
外後頭隆起 後頭骨
解説画像
あマ指 第18回(2010) 問題17|体表から触れる部位と骨との組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第18回(2010) 問題17|体表から触れる部位と骨との組合せで正しいのはどれか。
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