
この図の解説
左の眼球断面と、右の眼底(検眼鏡で見た網膜内面)を並べて見てほしい。眼底には2つの目印がある。1つは視神経が束になって出ていく視神経乳頭(視神経円板)で、放射状に走る網膜中心動・静脈がここから出入りする。ここは視細胞がなく光を感じないため「盲点」となる。もう1つは、その外側(耳側)にある黄色い丸い部の黄斑で、直径約2mm。その中央のくぼみが中心窩である。中心窩には色覚を担う錐体が密集し、物を注視するとき焦点が合う、視力が最も良い場所だ。図の吹き出しにあるとおり視神経乳頭は中心窩の約4mm内側(鼻側)にあり、この位置関係と「乳頭=盲点/中心窩=最良視力」の対比を押さえるのが要点である。
学習の要点
- 視神経乳頭(視神経円板)は視神経の出口で、視細胞がなく光を感じない盲点。網膜中心動・静脈が放射状に出入りする。
- 黄斑は視神経乳頭の約4mm外側(耳側)にある直径約2mmの黄色い部で、その中央のくぼみが中心窩。中心窩は焦点が合い視力が最も良い。
- 覚え方のコツ: 「乳頭は内側(鼻側)・黄斑は外側(耳側)」。乳頭は"見えない"盲点、中心窩は"最もよく見える"点と正反対で対にして覚える。
- 関連知識: 中心窩には色覚を担う錐体が密集(約650万個)。杆体(1億以上、明暗担当)は網膜周辺部に多い。
- よくある間違い: 「黄斑=盲点」は誤り。盲点は視神経乳頭。黄斑・中心窩はむしろ視力が最良の部位。
比較表
確認問題(その場で確認・記録には残りません)
黄斑の中央部はくぼんで( )といわれ、物を注視するときに焦点の合う、視力の最も良いところである。
答えを見る
答え: 中心窩
※ 確認問題はその場の理解確認用で、復習スケジュール(FSRS)には記録されません。