学習トップ理由で解く 解剖学第1章 ▸ B. 組織 / Q0024

理由で解く 解剖学

Q0024 人体の構成

出典:あマ指 第8回(2000) 問題17
問題
心筋について誤っているのはどれか。
選択肢
1 多核細胞である。
2 横線がある。
3 横紋がある。
4 円柱形である。
解答
正解1(多核細胞である。)
解説
✓ 1. 誤り
多核細胞である。
心筋線維は介在板で区切られた単核細胞の連なりであり、1細胞あたり中央に1個の核を持つ。多核細胞は骨格筋線維の特徴で、心筋との区別が必要。この記述が誤り。
✗ 2.
横線がある。
✗ 正しい。 心筋には介在板(細胞間連結部)があり、これが顕微鏡下で「横線」として観察される。記述は正しい。横紋(筋原線維の縞)とは別物である点に注意。
✗ 3.
横紋がある。
✗ 正しい。 心筋はアクチンとミオシンの規則的配列による横紋を有する横紋筋で、記述は正しい。動きは自律神経支配の不随意筋である点が骨格筋と異なる。
✗ 4.
円柱形である。
✗ 正しい。 心筋線維は円柱形でしばしば分岐し、網目状の構造をつくる。記述は正しい。骨格筋線維は分岐しない長い円柱形である点と対比する。
ポイント
  • 心筋は単核・中央核の横紋筋で、介在板(横線)と分岐構造を持つ。
  • 覚え方のコツ: 心筋の4特徴「単核・中央・横紋・分岐・介在板」。骨格筋は「多核・辺縁・横紋・直線・なし」で対比。核の数と位置がまず違う。
  • 関連知識: 介在板にはデスモソームとギャップ結合が発達する。ギャップ結合により電気的興奮が細胞間を伝わり、心筋全体が同期して収縮(機能的合胞体)する。
  • よくある間違い: 心筋と骨格筋をどちらも横紋筋という点だけで同一視する/「横紋」と「横線」を混同する(横紋=A帯I帯の縞、横線=介在板)。
  • 臨床応用: 心筋は再生能が乏しく、心筋梗塞後は線維化して瘢痕となる。ギャップ結合異常は不整脈の基礎となる。
解説画像
あマ指 第8回(2000) 問題17|心筋について誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第8回(2000) 問題17|心筋について誤っているのはどれか。
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