学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §7 運動発達 / QJ32A115
理由で解く 柔道整復師
2つ選ぶ設問である。バランス反応(平衡反応)とパラシュート反応は一度出現すると生涯持続する姿勢反応で、健常成人でもみられる。
反射・反応は「出現する時期」と「消失する時期」で整理する。原始反射(モロー反射、把握反射、吸啜反射、ガラント反射、非対称性緊張性頸反射など)は脳幹・脊髄レベルの反射で、生後数か月のうちに中枢神経系の成熟とともに統合されて消える。それと入れ替わるように、立ち直り反応、パラシュート反応(保護伸展反応)、平衡反応(バランス反応)といった中脳・大脳皮質レベルの姿勢反応が出現し、これらは生涯持続して立位・歩行の安定を支える。したがって「健常成人でみられる=生涯持続する姿勢反応」と読み替えれば選べる。成人で原始反射が再び出現する場合は、前頭葉など上位中枢の障害を示唆する所見となるため、評価時には左右差とあわせて確認したい。
| 反射・反応 | 階層 | 出現 | 消失 | 健常成人 |
|---|---|---|---|---|
| ガラント反射 | 脊髄 | 胎生期〜出生時 | 生後2〜6か月 | みられない |
| 非対称性緊張性頸反射 | 脳幹 | 出生時 | 生後4〜6か月 | みられない |
| 足底把握反射 | 脊髄 | 出生時 | 生後9〜12か月(独歩の獲得とともに) | みられない |
| 立ち直り反応 | 中脳 | 生後4〜6か月 | — | みられる |
| パラシュート反応 | 中脳〜皮質 | 生後6〜9か月 | — | みられる |
| 平衡(バランス)反応 | 大脳皮質 | 生後6か月以降 | — | みられる |
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